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【まとめ】夏の盛りに行きたい!「目で涼める」展覧会を集めてみました。

2023/07/20

20200731_123449.jpg※画像はイメージです(夏の嵐山)

暑い真夏の京都、でもずっと家に引きこもっているわけにもいかなかったり、何かの用事で外出したけどどうせなら涼しいところに立ち寄りたいという方もいらっしゃるはず。

そんな時は、展覧会に行ってみるのは如何でしょうか?
実は夏場は、目で涼しい気分になれそうなテーマの展覧会がたくさん開催されています!

今回は京都で開催される、夏にぴったりな「涼めそう」な内容の展覧会をピックアップしてみました。

[[ここに目次が入ります]]

見目にも涼やか、扇や団扇(うちわ)の展覧会

琳派展23 琳派の扇絵と涼の美

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会場:細見美術館
日程:2023/6/10~8/20

細見美術館恒例の琳派シリーズ展。今回は特に扇絵や団扇絵を中心にセレクトして展示されています。
展覧会では、朝顔やひまわりといった夏の花の他、桔梗や萩、薄など季節を先取りした秋の草花を描いた作品を展示。着物などでも見られますが、夏の暑い時期にあえて秋のモチーフを使うことで涼を演出する意味があるとか。琳派の絵で、目から涼めるひとときを楽しんでみては。

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ふぁん・ファン・FUN ~扇子(センス)いいね

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会場:嵯峨嵐山文華館
日程:2023/7/14~10/9

嵯峨嵐山文華館でも、この夏~秋は扇絵や団扇絵の特集展を開催。
京扇子の老舗・白竹堂と福田美術館所蔵のコレクションから、団扇や扇を使っている人物や場面を描いた作品や、屏風一面に様々な草花や鳥・人物を描いた屏風、竹内栖鳳や上村松園など近代の日本画家たちによる扇絵や団扇絵が並びます。また、「ファイナルファンタジー」シリーズなどで知られるイラストレーター・天野喜孝氏による描きおろし作品を使った扇も見られますよ。
涼むための道具でもあり、身近なアート作品でもある扇や団扇の世界を様々な角度で味わえます。

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透明感が涼を感じる、ガラス作品の展覧会

宮永愛子展―海をよむ

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会場:ZENBI-鍵善良房 KAGIZEN ART MUSEUM
日程:2023/6/3~8/27

「気配」の痕跡を用いて時を視覚化する作品で注目される京都出身の造形作家・宮永愛子さんの個展。作品にはナフタリンやガラスなど透明感のある素材をよく使用されています。
開催中の展覧会では、ご実家の陶房(宮永東山窯)に残る古い型にガラスを流し込んで制作した作品を展示。過去の型の形を透き通ったガラスが蘇らせ、現在、そして未来へとつなぎます。

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受贈記念:没後10年 舩木倭帆展

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会場:アサヒグループ大山崎山荘美術館
日程:2023/7/15~12/3

日本のガラス工芸を牽引した作家・舩木倭帆の回顧展。個人工房で職人自らがデザインから一貫して制作を手掛けるスタジオガラスの先駆け・第一人者だった舩木氏。父が民藝運動に参加した陶工で、民藝の作品とも身近に接する環境で育った彼は生活に根差したガラス器を手掛けました。美しい形と堅牢さ、使いやすさを併せ持つその作品は、今も多くのファンがいます。会場のアサヒグループ大山崎山荘美術館の、アンティークな内装との組合せにもうっとり。緑豊かな大山崎の景色とともに楽しめますよ。

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怖さでゾゾーっと涼む、妖怪関連の展覧会

百鬼夜行展

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会場:高台寺・圓徳院・掌美術館
日程:2023/7/15~8/31

2006年から毎年開催されている、高台寺の百鬼夜行展。新旧の「百鬼夜行図」をはじめ、河鍋暁斎の「閻魔図」など、高台寺が所蔵しているさまざまな妖怪関連の作品を展示。また、方丈では襖絵「妖女赤夜行進図」(2019年奉納)を公開します。また、関西を拠点に活動するKYOTSUBE(きょうつべ)氏による、可愛い百鬼夜行図やAR絵本等も展示。ARを活かし、境内のあちこちに隠れている妖怪たちを探せる仕掛けもあり、お子さんも一緒に楽しめる内容です。
※夜間拝観の期間中には夜の観覧も可能です!

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妖怪展-昭和の怖い手ぬぐい-

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会場:細辻伊兵衛美術館
日程:2023/7/2~9/28

多彩なデザインの手ぬぐいで知られる、永楽屋細辻伊兵衛商店の美術館。
この夏には「妖怪展」として、主に昭和期に制作された妖怪をモチーフにした手ぬぐいの展覧会を開催します。
大正~昭和期にかけて、日本では妖怪が一大ムーブメントになり、妖怪をモチーフにした商品が数多くつくられました。展覧会で登場する手ぬぐいもその頃のもの。行燈お化けに踊る骸骨など、ちょっと怖いけどユーモラスで個性豊かな作品が並びます。
会期中には現代の妖怪画家・柳生忠平氏による作品展示も開催。

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地獄と閻魔(名品ギャラリー内展示)

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会場:京都国立博物館
日程:2023/6/13~9/18

京都国立博物館の名品ギャラリー(平常展)内では、夏のお盆(盂蘭盆会)を意識した「地獄」や「閻魔」に関する彫刻作品を展示。死者の生前の行いを裁く、閻魔大王をはじめとする地獄の十王たちの像は皆それぞれ表情が異なり個性たっぷり。他にも地獄から人々を救う地蔵菩薩や、三途の川で死者の頃もをはぎ取ってしまう奪衣婆などの像も登場。立体作品ならではの存在感が楽しめます。

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地獄・鬼・天狗(名品ギャラリー内展示)

会場:京都国立博物館
日程:2023/7/19~8/20

同じく京都国立博物館の名品ギャラリー(平常展)の展示。絵巻物のコーナーでは、夏休み・お盆の時期に合わせて地獄の様子を描いたさまざまな絵巻物が登場します。
罪人を罰する鬼たち、仏教の邪魔をする天狗、禍々しい地獄の風景...これらは昔の人々にとっては恐ろしいものであり、同時に想像力を刺激するテーマでした。そこからさまざまなイメージや物語が生まれ、絵に描かれていき、次第にデフォルメされ、滑稽で親しみやすい姿に変化していきます。
怖いけどユーモラス、恐ろしいけどちょっと情けない鬼たちの姿を観に行ってみては?

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同時開催の「重文 二天王立像(東福寺)先行展示」等、展示の様子のレポートはこちら


夏らしいテーマの展示だけでもこんなに!

しかも美術館や博物館の中は作品保護の観点から空調はしっかり聞いており、人間にも快適空間です。多くの人で涼しい場所をシェアする「クールシェア」スポットとして、地球温暖化対策や節電にもなるかも。
この夏のお出かけは、美術館や博物館に「涼み」に行ってみてはいかがでしょうか?

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