“What a fantastic world!”
永田萠 原画展 -『もえの水族館』-
2013年8月6日(火)~9月1日(日)
AM10:00 – PM6:00 (月曜、8月15・16日休廊)
三条通は、3年前から始めたカフェ巡りのときから何回も行ったり来たりしてたけど、その堺町通を上がったところにこんな素敵なギャラリーがあったなんて。
今回、このギャラリー妖精村を訪れてみて、初めて永田萠さんというイラストレーターを知りました。そのギャラリーは、色鮮やかなイラストで満ちています。
その題材は、海・青・妖精・人魚・花・などで、まさしくファンタジーです。
それらはカラーインクを使って描かれてます。
まさしく「カラーインクの魔術師」。
「こどもっぽい題材が多いんですけど…このような、着物を着た和風の妖精もいるんですよ」
とギャラリーのおねえさんがそのイラストも見せてくれました。
男性のファンの方を魅了しているのだとか。
確かにふしぎな色っぽさがあって、ボクもこころ惹かれる和風妖精でした。
[人魚のおでかけ 1987]
作品の写真撮影はNGでしたけど、このごろはそれがかえってうれしかったりします。
なぜかといえば、自分でそのイラストを描けるから。
そうすることでじかに作品と向き合うことができるんです。
「…それに、意外と絵…うまいかも…」
そんな自分自身の発見もあったりして。
上のイラストは、今回の展示作品のひとつを描いたもの。
そのほかの作品の例をあげると、
「海のなかまたち」 1985
“海の中はさみしくないよ”
“ほら、こんなに色とりどりのなかまがいっぱい”
「人魚姫」 1995
“人魚の魔女さま、わたしをどうか人間に”
“そのかわり、お前の美しい声をもらうよ”
…その蒼き海の底で…
このような場面が鮮やかに描かれてます。
この愛らしい猫のイラストを目印に、ギャラリー妖精村を訪れて、ファンタジーの世界にひたってみてはいかが?
中里楓です。「京都をもっと好きになる!」「アートが好き!」「カフェが好き!」この3つのコンセプトをもとに京都の魅力を探し歩いてます。時空的にも空間的にも京都にはひとを惹きつけるものがいっぱい。そんな京都的小宇宙を精いっぱいご紹介します。