「きらきらと ひかりかがやく若い才能に会うために…」
今日は、
Japanese “TOKONOMA” Style Exhibition
2013年7月26日 [金] – 8月14日 [水]
gallery near
に行ってきました。
gallery near は、東大路通と御蔭通の交差点を南にちょっと下がったところにあります。
今日は、四条から歩いて行ったので、だいぶきつかった!
地下に通じる階段を下りていき、ギャラリーの中に入っていくと、
そこにはカフェも併設されていて、おいしいお茶をいただくことができます。
その中央のカフェをぐるっと囲むように「床の間」としての展示台があり、
そこにそれこそ異色と思えるアート作品がずらっと並んでいます。
そのなかで、ボクの目にきらっと光って見えるアート作品がこれでした。
[cosmoscore – aurum –No1~No10]
この壁に掛けられた10枚の画面。
その名も、「cosmoscore – aurum -」。もう名前からして、わくわくします。
それらのうちから、3つを選んで描いたイラストがこちら。
「この…五線譜と形のさまざまな音符…」
常識にとらわれぬ楽譜・旋律の設計図として、知的なものを感じます。
「そしてその後ろに広がる漆黒に…」
無限の宇宙を感じます。
両手で隠してしまえるほどの大きさのキャンバスなのに、隠してもその奥に無限を感じるんです。
人類の知としての音楽×宇宙の無限
この公式を脳で処理しようとしても、答えという枠がはまりそうもない一種の快感。
今までの人生で受けたことのないうれしい刺激を、ボクの脳が感じています。
これらのアート作品を手がけたのは、京都造形芸術大学芸術表現専攻卒業の林葵衣さん。
今日、このギャラリーにいらしたので、作品に対する思いをいろいろ聞くことができました。
「最初はモノクロでしたけど、そこに金色を加えてみたらとアドバイスを受けました。素材はスタンプ、カラースプレー、これなんかはマニキュアなんですよ…ほら、わたしの指紋のあとが」
と、とても丁寧に説明してくれました。
ほかにも、アクリルガッシュやマスキングテープなども素材として使っているとか。
「それにこれで音符の音を聴くことが出来ます」
と手渡されたのが、iPod。
この10の画面の作成中の音が録音されてました。
カラースプレーの「シュッ!」、マニキュアをたらす「ポタッ!ポタッ!」、マスキングテープを破る「ザクッ!」といった、ごく身近にある音が。
「cosmoscore – aurum -」は、視覚でも楽しめ、聴覚でも感じることのできるふしぎなアートでした。
白白庵 × gallery near「tokonoma展 - Japanese "TOKONOMA" Style Exhibition -」
中里楓です。「京都をもっと好きになる!」「アートが好き!」「カフェが好き!」この3つのコンセプトをもとに京都の魅力を探し歩いてます。時空的にも空間的にも京都にはひとを惹きつけるものがいっぱい。そんな京都的小宇宙を精いっぱいご紹介します。