“She wishes there are somethings amusing in an ordinary life.”
gallery near をあとにして、次のギャラリーに行く前に、その道すがらにある
京都大学の学生食堂・カフェテリア ルネにて安くておいしいランチを食べることに。
「今日のおすすめはなんですか?」
とカフェのおねえさんに聞くと、
「今日は、この豆腐ハンバーグ茸あんかけです」
「ここのおすすめは安くてとてもおいしいから、何度も来てしまいますわ」
「ふふふ…やっぱりおすすめですからね」
もうこの京大の学食には何度も来ていて、このやりとりもいつものことなんです。
[豆腐ハンバーグ茸あんかけ かけうどん だし巻き 麦入りご飯]
これだけ注文して、しめて¥588なり!
京都市内でこれだけのランチを食べようと思えば、千円は超えるでしょ。
「ふぁ~!おいしかった!」
とランチのあとに訪れたのは、
KUNST ARZT
石場文子 個展 House
2013年10月01日(火)-10月06日(日)
12:00-19:00
です。
「これは…何の変哲もない日常品だけど…」
と机の上の品々をくるくる見ていると、
「はっ!なんか…階段みたいなものが…ある!」
「わたしたちの日常にこんな一面があっちこっちにあったら、おもしろいと思ったんです」
とかわいらしいお嬢さんが教えてくれました。
作家・石場文子さんご本人です。
石場さんは、京都嵯峨芸術大学芸術学科版画分野に在籍している学生さんです。
「いいね!もうひとつの、いやさらに多くの別世界・パラレルワールドに通じる入り口のようで!
それこそひとりの普通の女子高生がこの奇妙な入り口を見つけ、そこに吸い込まれ、パラレルワールドを冒険する物語が始まっちゃう…みたいな!いい!おもしろい!」
いつの間にか忘れてしまっていた、こどもの目線、発想、行動を思い出します。
ボクらもこどもの頃は、こんな突拍子もないことを考えてたな、なんて。
「『先生が教えることは、8割はうそ、本物は自分で見極めろ』、と大学に入って教わったんです」
と、石場さん。
芸術大学に入るまでアートには縁のなかった女の子が、芸術的視点に目覚めた瞬間。
2階にあるギャラリーから階段を降りて、外へ出ると夕焼けがきれいです。
「やぁ~!またまたいいもの見た~!」
中里楓です。「京都をもっと好きになる!」「アートが好き!」「カフェが好き!」この3つのコンセプトをもとに京都の魅力を探し歩いてます。時空的にも空間的にも京都にはひとを惹きつけるものがいっぱい。そんな京都的小宇宙を精いっぱいご紹介します。