“We can recognize that our country is so beautiful by appreciating this artist’s works.”
世界地図を広げてみれば、日本ってとってもちっぽけな国なのに、ひとのこころを蕩けさせる美しさが四季をとおしてそこかしこにある・・・
京都文化博物館
生誕100年 佐藤太清展
平成25年12月22年(日)→平成26年2月9日(日)
福知山市に生まれた文化勲章受章者
煌めきの瞬間を永遠に
京都三条のランドマーク・京都文化博物館に行ってきました。
今回の優待チケットは、しっかり有効期限内でした!
その、日本という国の美しさが、博物館館内のあまたのキャンバスに描かれていました。
佐藤太清・・・
このアーティスティック探訪を始めていなければ、ボクにとってきっと出会わなかったであろう芸術家です。
暎 Reflection 昭和44年(1969) 56歳
第1回 改組日展
裏磐梯の五色沼を描いたもの。
人の身長をゆうに超える大きなキャンバスに描かれているということもあって、触れれば吸い込まれそうな水の色です。
風騒 Raging Wind 昭和41年(1966) 53歳
第9回 新日展
「これ、いいねぇ」
ご来場の奥様が一言。
プラチナ箔で夕立を表現してあるためか、大画面に躍動する8羽の鷺のあわただしさが伝わってきます。
旅の夕暮 An Evening While Traveling 昭和56年(1981) 68歳
第13回 日展
水戸偕楽園近くに咲く、野梅。杉木立をバックに。
日本人には、白き梅の花がこころに響くのでしょう。
雪つばき Camellia in Snow 平成6年(1994) 81歳
第26回 日展
雪の白とつばきの赤。
その花を包み込む雪のやわらかさに日本的詩情を感じます。
今回の展覧会の作品は、そのほとんどがひとの身長をこえるほどの大きなキャンバスに描かれていました。それらを見ていると、太清さんはふところの広いひとだった、そう思えてきます。
「この日も、日本の美しさをいっぱい見た~!」
中里楓です。「京都をもっと好きになる!」「アートが好き!」「カフェが好き!」この3つのコンセプトをもとに京都の魅力を探し歩いてます。時空的にも空間的にも京都にはひとを惹きつけるものがいっぱい。そんな京都的小宇宙を精いっぱいご紹介します。