“Escape place…we sometime need it.”
何度か訪れているギャラリーです。
今回はどんな処方が待っているのでしょう。
KUNST ARZT
八田郁子個展 アートと生活の間 “between Art and Life”
2014/3/4 ? 2014/3/9
Wall ダンボール 2014
2階のドアを開ければ、いきなりダンボールの壁が!
「うわっ!ただでさえ狭いギャラリーなのに!なんだこれはっ!」
と驚くと同時に、その下部にはトンネルがあり、くぐって奥の部屋へ行くことができます。
その先には、作家の八田郁子さんがいて、
「日常の中のなかなか気が付かないルールを見つけるのがおもしろくて」
と制作の説明をしてくれました。
八田さんは滋賀にある成安造形大学芸術学部芸術学科現代アートコースの学生さんです。
そしてこのダンボールの壁。
どこか子供のころ作った秘密基地の入り口の面影があり、
さらに京都のナントカ縁切り神社の通り抜けをイメージさせ、
「こちらから見れば、きれいにダンボールの境目がそろっていて・・・」
近江穴太衆(あのうしゅう)の城郭石垣技術の粋を彷彿とさせて、
「身近にある素材なのに、意外とおもしろい!」
滋賀成安芸大の学生さんと近江穴太衆・・・時代を超えた奇妙な縁を感じました。
※穴太衆・・・安土桃山時代に活躍した、寺院や城郭の石垣施工を得意とした技術者集団。
近江の比叡山山麓穴太がその本拠地。