アトリエ 樋口明日香
“The nostalgia is the origin of those productions.”
3月に入って、そろそろ暖かくなるかなと思っていたら、また寒さが戻ってきました。
そんな中、行ってきたのがこの展覧会です。
ギャラリーマロニエ
同級生5人展 Re:collections
2014年3月4日(火)-9日(日)
12:00-19:00 (最終日18:00)
今はすでになくなってしまったという京都成安高等学校の卒業生たちによる展覧会。
その中で気を引かれた作品がこれでした。
それらはそこはかとなく非現実感をかもし出しています。
この名がつくまで 堀川実華 (このタイトルで以下の作品)
背負ったリュックから伸びる樹にいろんなものが・・・
自分が気の付かない間に成長しているものが、実はある。
可能性の扉は無限にあるのに、わたしが選んだのはこの扉。
ほかの扉にはどんな世界が広がっていたの?
見に行くことのできないでいるオーロラ。
願望であるがゆえに、ふもとの街も幻のように。
陰と陽のトワイライト。
そのボーダーは地上のどこに?
ヒントはきっと視点・・・
水面下 堀川実華
足元の水たまりに映る4人の女子高生の影は、おのおのの心情を表していながらも、
影の頭のほうでは彼女たちの意識はつながっている・・・のかな?
笛の練習 柴田奈保子
ドライポイントという版画の一技法で作られた作品。
独特の線が生まれています。そのタッチがメルヘンを感じさせます。
冒頭の「アトリエ」は、今はなき京都成安高の彼女たちの教室を描いたもの。
「わたしたちのとても大切な場所」
そう感じます。
放課後の夕日に染まる教室・・・明るい黄色が印象的です。
一日の時間割を終えて、少し散らかった机やイスが学校での活気あふれる生活の様子をかもし出しています。
出来りゃ苦労しねぇっ 樋口明日香
「あははっ!」
失礼・・・おもわず表紙の絵だけで笑ってしまった・・・
その「アトリエ」作者の樋口さんのマンガです。
自身の身の回りに起こる出来事をシュールに描いて、
「思わずそんなことあんの?」
と笑いを誘います。
冒頭の「アトリエ」と「出来りゃ苦労しねぇっ」のギャップがすごいんじゃね?
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