“A lot of metal flowers are in full bloom at the machiya gallery.”
「清課堂さんにも鈴木さんの作品が展示されているので」
とgallery C.A.J. さんに勧められて、寺町通にあるこのギャラリーに行ってきました。
京都市役所の北側にあるのですけど、何度もこの寺町通を歩いていたのにいつも素通りしていました。
清課堂ギャラリー Primavera!展
2014年4月1日[火]~4月30日[水]
本田ゆうすけ no.8 銅・真鍮・洋白・ステンレス
「つくし」に小窓がついていて、あたかも未来都市の建物のようです。
西原佑騎 錫のタンブラー
手に取ればすっしりとした重みを感じ(「ずっしり」ではなく)、銀の輝きが涼やかさを感じさせ、
よく見れば真ん中あたりにサクラの花びらが刻印されてとてもおしゃれです。
小山泰之 carving cutlery : kids fork kids spoon アルミニウム・漆
“アルマイト染色漆仕上”というアルミを電解し漆で仕上げる技法で製作された作品。
シンプルなツートンカラーに遊び心を感じます。
田中千絵 しあわせのレターオープナー ステンレス
手元のねじれた同じ形がふたつとない個性的な刃を持つレターオープナー。
バターナイフとしても使えます。
藤井由香利 南鐐四方銚子 純銀・ローマングラス
一枚銀でうちつけ、つなぎ目なし。
ふたの取手に淡い緑のローマングラス。
白き銀の輝きに、金属の高貴さを感じます。
堀江篤子 春のおとずれ 銅・銀・金メッキ・純銀・黄銅・ステンレス・アルミニウム
「シリ~ン・・・シリ~ン・・・」
揺らすとやさしい音が響きます。
丸山祐介 pollen 真鍮・銅・箔革
「これはなんでしょう?」
と作家の本田ゆうすけさんに聞かれて、すぐにピ~ンと来て、
「は!花粉だ!」
春になって、ミクロの世界からひとを困らせているのに、顕微鏡で見るとこんなに美しいとは。
西川美穂 めぶきのハコ 銀
これもつなぎ目のない一枚銀。日本の職人技にほれぼれします。
取手蓋の内側には赤・青の宝石が打ち付けられています。
Kotomi “Lemi” Yoda (依田香桃美) チーズフォーク spring 2014 真鍮
その象はヨーロッパの王家の紋章のようです。
鈴木祥太 梅(ii) 銀・銅・真鍮・金粉・緑青
茶室にあれば、侘び寂びなり。
町家のギャラリーには、たくさんの”花”がまさしく満開でした。
中里楓です。「京都をもっと好きになる!」「アートが好き!」「カフェが好き!」この3つのコンセプトをもとに京都の魅力を探し歩いてます。時空的にも空間的にも京都にはひとを惹きつけるものがいっぱい。そんな京都的小宇宙を精いっぱいご紹介します。