“I am fond of non-day-to-day mischief drawing.”
ボクのお気に入りのギャラリーのひとつ、ギャレリエh2Oに行ってきました。
今回もどんな展覧会をしているのか、という予備知識なしの訪問でした。
こころもち、わくわくしながらのれんをくぐります。
GALERIE H2O
近藤恭史 [k.yasu] イラストレーション展
「私の愛する非日常的いたずら描き」
5月20日[火]~6月1日[日]
茶室のような和室も併設されているこのギャラリーに入ってみると、
とても気軽に見ることのできるイラストがいっぱい掲げられていました。
New York Prison
この上の写真のように、茶室のにじり口から順番に作品が並べられています。
落ち着いた雰囲気の展示です。
New York Blue
ペンとマジックで描かれたイラストの題材は、ニューヨークの摩天楼が多くて、
「ニューヨークの新聞にこのイラストを載せるのが夢」
と在廊されていた作家の近藤さんから、お話を聞くことができました。
これらのイラストを見てボクの持った印象も、新聞の4コマ漫画的な軽やかさでした。
イラストの描かれた男性の極端にとんがった靴に象徴されるように、
自由な発想に満ちた、まったく気負いのないイラストレーションがいっぱいでした。
近藤恭史さんとお話した後、
(おっ!外国のお客さんも見てはるなぁ~)
と訪問記帳を見てみたら、
“MELINDA HEAL” メリンダ・ヒール
って書いてあるじゃないですか!
2013年11月に、元・立誠小学校で開かれていた展覧会でメリンダさんの作品を鑑賞していたのです。メリンダさんはオーストラリア出身で、京都精華大学で染織を勉強されていて、この展覧会でのメリンダさんの作品は、友禅でした。
それで思わず、
「メリンダ・ヒールさんですか!以前あなたの作品を見ました!」
と声をかけました。
これがそのときの友禅型染で、確か「アカハラワカバインコ」だったと思います。
きれいでしょ~!
この日にh2Oに来てよかったです。
近藤恭史さんともお話できましたし、偶然にも染織のメリンダ・ヒールさんにもお会いすることができたから。
(※)be fond of ~が好きである
day-to-day 日常の
mischief いたずら
中里楓です。「京都をもっと好きになる!」「アートが好き!」「カフェが好き!」この3つのコンセプトをもとに京都の魅力を探し歩いてます。時空的にも空間的にも京都にはひとを惹きつけるものがいっぱい。そんな京都的小宇宙を精いっぱいご紹介します。