“That is the event to think about the universe through the art.”
普段は入ることのできない大学の研究施設でのイベントということで、楽しみにしながら
行ってきました。
京大ウィークス 2014
花山天文台 ギャラリーウィーク
10/24(金)~26(日) 11/7(金)~9(日)
13:00~17:00(金曜日は18:00~21:00)
京阪三条から三条通を東へ歩いて、山科へ抜ける以前に右に折れて、東山ドライブウェイを進んでいくと山の中にありました、花山天文台。
山の中の道で、途中から歩道もなくなり、ガードレールと車道のすきまをただただ歩き、
(ほんとにこの先に天文台なんかあるのか?)
と途中で不安になりましたが、歩き続けてよかった~。
花山天文台の入口に確かにギャラリーウィークの立て看板があり、
花山天文台の中に入ってみると、
新岡良平 回転木馬-星座間路線バス-
天文台の中心の柱に、この絵が貼られていました。
新岡さんは以前、京都三条にあるギャラリー妖精村でお会いしたことがありました。
この花山天文台でお名前を見つけてとてもびっくり!
その他にも、こんな展示がされていました。
この右側の階段を上がってみると…
あった~!これは45㎝屈折望遠鏡!
まじかで見られてテンション上がります!
ここで写真を撮っていると、
「3時30分から図書室にてワークショップを開催いたします」
と館内放送があったので、
展望台となりの図書室でワークショップに参加しました。
その内容は、
「カメラを作ろう」
で、なんと北海道大学からみえられていた藤吉隆雄特任准教授の講義でした。
そんなえらい先生から直接教えてもらえるなんて感動です。
険しい山道を汗かきながら歩いてきて良かったぁ。
手作りカメラを作る手順は、藤吉先生が丁寧に教えてくれました。
簡単にその手順を追っていくと、
1 1ℓの牛乳パックの中央に1㎝四方の穴をカッターで開け、
2 そこに小さな穴(0.5mmほど)をあけたアルミ箔を貼り、
3 黒いガムテープをぐるぐる巻き(光を通さないようにするため)
4 1㎝の四角穴の内部対面をマジックで黒く塗り(これがけっこう難しかった)、
5 薬品を注入するための注射針をこんな風にとりつけ、
6 1㎝四角穴の内部対面にクリップを貼り、
7 そのクリップにフィルムを貼るため暗室に行き、
8 下の写真のように口をクリップでふさぎ、
9 ピンホールの上から、シャッターの役割をする黒ガムテープを貼れば
手作りカメラの出来上がり!
それを持って外へ行き、天文台を被写体にシャッターテープを12秒開いてすぐに閉じれば
写っているはず。
図書室に戻り、先生の作ったスペシャルブレンド薬品を注射針から牛乳パックに注入し、
水平に倒して1分振って、3分放置、1分振って、3分放置、クリップを外して中を確認してみれば…
あちゃ~…ほとんど写ってないように見えるけど…
よく見れば真ん中あたりに、かすかに白く天文台が浮かんでいるような…
「このキットは持って帰っていいので、再度挑戦してみてください」
と藤吉先生。
このワークショップを受けたのは、ボクとあとは京大のおにいさんふたりだけだったけど、
とても親切丁寧に、しかも和気藹々と教えてくれて、とても楽しい時間を過ごすことができました。
中里楓です。「京都をもっと好きになる!」「アートが好き!」「カフェが好き!」この3つのコンセプトをもとに京都の魅力を探し歩いてます。時空的にも空間的にも京都にはひとを惹きつけるものがいっぱい。そんな京都的小宇宙を精いっぱいご紹介します。