“What is Chigiri-e?”
京都寺町通はまさにアーティスティックなストリートです。
珍しい名前を見つけたので、このギャラリーさんに寄ってみることにしました。
京都によくある、狭い路地を奥の方に入って行きました。
ギャラリーきむら
第15回 ちぎり絵 華曜会展
平成26年10月14日(火)~10月19日(日)
AM11時~PM5時
隠れ家的に路地奥にあったギャラリーには、お元気なご婦人方が5~6人いらっしゃって、
楽しそうに談笑していました。
「見てもいいですか?」
と尋ねてみると、
「どうぞどうぞ!」
と快く受け入れてくださいました。
行き当たりばったりで入ったギャラリーで、こういった楽しそうな談笑雰囲気はよくあることなのです。
「あの、表の看板に『ちぎり絵』って書いてあったのですけど、『ちぎり絵』ってなんですか?」
と聞いたら、ひとりのご婦人が答えてくれました。
「和紙をちぎってね、絵を編んでいくのです、ほらこっちにある和紙を使ってね」
見せてくれた和紙はとてもきれいなものでした。
「雲流紙」「落水紙」「板締め紙」「極薄紙」など、紙質によって数種類あるのです。
それらを使って絵を編んでみると、こうなります…
一日の始まり 平松華勝
「うわっ!まじか…めっちゃきれいやん」
「それは先生の作品です、この華曜会の」
「カヨウ会?ですか」
「このちぎり絵の会は、火曜日に開かれるのですけど、その『火』を『華』に変えているの」
「あ、それはみなさんに『はな』があるからですか」
「またまた~!うまいこと言って~!」
そんな素敵なおねえさま方の作品を見てみると、驚きの連続です。
裏磐梯湖畔 藤井登志子
峻麗 小松千恵子
もみじあおい 土井利恵
奥入瀬渓流 小松千恵子
窓辺のハーモニー 藤井登志子
風景の奥行き その彩り透きとおる きれいな和紙の組み合わせ
「まるで魔法をかけたような…美しい絵になっていますね…」
「そうでしょ~!こっちもちゃんと写真撮って宣伝しておいてね!」
「はいっ!」
これらの額縁のなかには、日本の美しい風景がありました。
中里楓です。「京都をもっと好きになる!」「アートが好き!」「カフェが好き!」この3つのコンセプトをもとに京都の魅力を探し歩いてます。時空的にも空間的にも京都にはひとを惹きつけるものがいっぱい。そんな京都的小宇宙を精いっぱいご紹介します。