“The picture scroll in Muromachi Period fascinates me very much.”
国宝・鳥獣人物戯画に心奪われたここ、京都国立博物館には多くの宝物がボクらを待ってくれています。多くの作品に目移りしてしまいますが、そのなかでもボクが魅了された一品が、ニューオープンした平成知新館にあるのです。
それを何回も観たいがために、京博パスポートを買ってしまいました。
これは京都・東京・奈良・九州国立博物館の平常展示を何度でも無料で観覧することができ、他にもお得な特典がいっぱいのパスポートです。
京都国立博物館 平成知新館
名品ギャラリー 重要文化財 『十二類絵巻』 室町時代 十五世紀
「十二類(十二支の動物)の歌合に判者として歓待された鹿を羨んだ狸が、次の歌合の判者となることを望んだが逆に辱められ、仲間の狐や熊、狼、梟らと謀って十二類を攻撃したものの敗れ、結局発心出家してしまうという物語。
的確な形態丁寧な彩色で描かれた動物の姿に穏雅さがある」(説明文から)
「おおぉぉぉ…これはおもしろい…」
一目見るなり、その魅力にとりつかれました。
なので、描いてみました。
十二類の龍(辰)です。
他にももちろん子・丑・寅・卯・巳・午・未・申・酉・戌・亥などの動物が描かれていますが、この龍が一番かっこいいと思ったので、20~30分くらいかけて描きました。
じっくり、じっくり、観察しました~。
鉛筆を紙面にすべらせながら、室町時代に思いを馳せました。
上の素描に色鉛筆で彩色してみました。
「おぉっ!生き生きしてきた~!」
これで少しは室町の絵描きさんに近づくことができたかな?
※picture scroll 絵巻物
中里楓です。「京都をもっと好きになる!」「アートが好き!」「カフェが好き!」この3つのコンセプトをもとに京都の魅力を探し歩いてます。時空的にも空間的にも京都にはひとを惹きつけるものがいっぱい。そんな京都的小宇宙を精いっぱいご紹介します。