寒い風のあまり吹かなくなったある日、この展覧会の案内のお便りが届きました。
やはり嬉しいものです。
ギャリエヤマシタ1号館
木版画春の作品展 雅堂会
平成27年4月14日(火)~19日(日)
はっ!「雅堂会」とはっ!
ホテルグランビア京都のロビーで偶然見かけた木版画展覧会の、
金閣寺から竜安寺にかけてのきぬかけの路の途上にあるギャラリー雅堂を主催する、
創作木版画家・井堂雅夫氏を慕う木版画会!
その会員作品を観させていただきました。
市井の芸術家たちの木版画は、これまた魅力的でした。
河村鐵兵 英国国会議事堂 Westminster(右から2つ目)
木村禎志 朝の鳥(一番右)
「この真ん中のモノはこのように仕上げれば、鳥のように見えるのでは」
とは在廊していた木村禎志さんのお言葉です。
とても気さくにお話してくださいました。
この作品「朝の鳥」は、単純な2色刷りですが、波打つ水面がその完成偶然性と相まって、とても渋く、しぶ~く仕上がっています。
神秘的ですばらしい!
氏家啓子 函館ベイエリア(左) 岡本真理 どっちかな?(右)
函館は、学生時代にバイクツーリングで訪れたことがあり、その時の思い出が蘇ってきます。レンガ倉庫がとても美しかった。
木の枝が迷路になっているなんて、とてもかわいいじゃないですか。
その中を小鳥がチッチッとお散歩しています。
氷上巌 池畔緑映(左)
どの作品も作者本人の彫りたいように制作されているというのが、ひしひしと伝わってきます。皆さん木版画が大好きなんですね。
ボクも、
「どうですか?木版画?」
と会員の方に勧められました。
それはお財布と時間に相談して・・・
外国の方もお気に入りを見つけたみたいです。
「コレハ カウコト デキマスカ?」
のどかな雰囲気で取引が始まっていました。
アットホームで木版画好きの皆さんとのおしゃべりは、とても楽しいものでした。
またお会いしたい皆さんです。