水彩画家の友人から展覧会のお誘いです。
約1年前に初めて知り合って、この方との再会をとても楽しみにしていました。
OPT GALLERY オプトギャラリー
第10回 谷口恭子 青田ひろみ 水彩画二人展
2015年4月24日(金)~29日(水)
平福の土蔵群 青田ひろみ
日本の故郷は絵になる、その典型です。
水面に映える蔵の連なりは美しい。
うたた寝の里 青田ひろみ
「岡山県鏡野町のお食事処なのよ、なにもないところだけど、ここで近所の奥さまが作るお食事がおいしいの」
と青田さんが教えてくれました。
この絵もペンの線が生きていて、緑の色も鮮やかです。
手を伸ばせば、この絵の中に入っていけそう…
蒜山冬景色 青田ひろみ
「楓さん、この絵、最初に描いたとき変だと思って描き直したんだけど、どこだかわかる?」
「え?変なとこ?ん~~~…はっ!もしかして、ここかな?」
うっすらとだけど、その痕跡が残っています。
さてどこでしょう?
植物園のバラ 谷口恭子
ぼやけた輪郭に優しさを感じます。
キャンバスに触れる筆先の感覚を追体験できそうな…
秋桜 谷口恭子
にじみ ぼかし たらしこみ
これもたっぷり水を含んだ筆さばきを想像できる絵です。
ただこうやってレポートを書いている状況でも、
この写真はデジカメで撮ったものだけれども、
それでも描かれた花々が生き生きとしているのを感じます。
作家の感性の『潤い』が、この絵のなかにあります。
谷口さんはこの日、体調がすぐれなくてすでにお帰りになっていましたが、
またお会いしたいです。
青田さんとも約1時間、アートなお話がいっぱいできて、楽しく過ごすことができました。
中里楓です。「京都をもっと好きになる!」「アートが好き!」「カフェが好き!」この3つのコンセプトをもとに京都の魅力を探し歩いてます。時空的にも空間的にも京都にはひとを惹きつけるものがいっぱい。そんな京都的小宇宙を精いっぱいご紹介します。