都御苑は、観光客や花見客ばかりでなく、犬の散歩に来る人、ジョッキングやウォーキングに汗を流す人、のんびり散歩や、仲睦まじいデートの二人、様々な人々の憩いの場所です。
かくいう私もウォーキング派、歩きながら御所の中で素敵な場所をたくさん発見!
御所の南西に位置する厳島神社。大きな池と対岸の風景が借景となり、雄大です。
池には、鴨が泳ぎ、大きな鯉が水しぶきを上げ、亀がゆったりと石の岸辺に這い上がり、一羽の鷺が、神社の庭近くにまでやってきます。
家族連れで池の生き物に餌をやる微笑ましい光景もよく見られます。
この神社の石造りの鳥居は、実は京都の三大名物鳥居。唐破風鳥居、平清盛建立、重要美術品と書かれています。石造りであることと鳥居の形が珍しいのです。ときどきガイドに変身して参詣の方に、披露しています。
池の対岸にあるのは、拾翠亭(しゅうすいてい)という、九条家の屋敷の一部、茶室です。お茶室で、神社の反対側から池を見ることもできます。 拾翠亭ではお茶会もよく開かれ、参観は、金曜日と土曜日の9時か15時30分まで、料金は100円です。 茶室に座り、広い池を眺め、古に想いを馳せました。
またある日、神社で池を眺めていると、小さな猫が足下に…しばらくは猫と一緒に佇んでいました。夕暮れに猫は何を思う?