三ヶ月の子をご両親に預けての産後初めての遠距離外出であった。
桜の季節になると桜に埋めそうになるこの辺り。懐かしいと思いながら向かった京都国立近代美術館。
でも美術館の中に入ったら冷房がかなり強く困ってしまった。
天気もよく、軽い服装で出た上に授乳の時間帯が迫ってきて痛みがどんどん酷くなったわけである。
その渦中、乳母車で来た人が崩れた赤ちゃんに困っている光景も目に入る。
何か育児同士として心の底が寂しくなった。
それからは寒さと痛みで「あ、もったいない。」とは思ったもののひさしぶりの文化享受はできるだけパッと展示会場を巡って暖かい(!)外に出ることになってしまった。
しかし運がよく美術館の外でも色んな作品が展示されていた。しかも作家たちも。
全部箱の中に隠れたような形になっていて一つ一つ中を見る楽しみ、またそのユニックな発想に微笑みながらすっきりした気持ちでいざ、行くぞと日常の中に入ることができた。
そしてこんなことができたらいいなとおもった。
美術館や博物館で一ヶ月一回だけでも赤ちゃん連れの親子がゆっくり作品とか観覧できる言わば「乳児の日」とかのイベントを開いてくれたらと。
文責:ツツジ 編集:京都で遊ぼうART
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