みなさんこんにちは。もりやすみきです。
今日は、府立図書館さんから 「ご予約の本きましたー」とご連絡をいただき、さっそく出発です。
図書館周辺、桜が咲いてきていますね!
さてさて、本を受け取ってからはアート散策。
京都市立美術館の
第45回かこう会展 [かこう会]
第52回新作家集団展 [京都現代美術研究所]
(いずれも2013年3月31日までの開催)
に寄らせていただきました。
■ かこう会展
昭和時代に芸大美大を卒業された方たちの作品に出会いました。
その中に潜む平成卒業生作品。
お、さすがレトロだぞ、と思った作品が実は平成卒業生だったり、これは若い方かな、と思った作品がおいくつだろうか…80代では…というかたの作品だったりで面白かったです。
内容は洋画・日本画・立体・染織・陶器・デッサン・クロッキー・水彩画・ファッションと盛りだくさんでした。
■ 新作家集団展
洋画、抽象画が大半を占めていました。たくさん数がありますので、自分好みの、お!という作品にも出会えるのではないでしょうか。
私は、風呂敷包みの絵が、なんとも新鮮でした。
それから、作品に向かって、「ライトをあててください」と小さな懐中電灯のようなライトが設置されており、絵画に向かってライトをあてて鑑賞する、そんな初めての経験をさせていただきました。
次は、そのご近所
京都市近代美術館に突入です。
館内入ってすぐの「カフェ505」は、窓の向こうの桜の景色とカフェの様子があいまって、絵のように見えました。
そして突き当りのプレスルームでは今年で5回目の
ミュージアムショップで、イチハラヒロコさんの本も発見。
ちょっと拝読してみると、面白い!
「文字」という作風に行きついた経路などが書かれてありました。
ショップのレジ付近にある「イチハラヒロコ恋みくじ」はおすすめです。
以前ひいたときに、いいことが書いてあったので今回はひかないことに。
100円なのですが、100円でアートが買えると思ったら、ひかない手はないですね。楽しくてお得なおみくじです。
アートの梯子はもう少し。
お花屋さんの上。お二階なので注意です。
山原晶子 個展 「ゆく、くる、つづく」(3月31日まで)
とても雰囲気のある作品群。淡い色調と、イラストチックなタッチ。
けれど、甘いメルヘンではなくて、すっきりしています。
休日の朝に、窓の外がこの風景だったら、見とれてしまうだろうな、
と思いました。この作風、好きな人が多いのでは?
作家の山原さんはメガネが大好き!なのだそうで、視覚についての興味にこだわって作品を作られてきたとのこと。
しかも、お兄さんが双子(で、メガネ着用)!
モデルの男性はお兄さんとも関係があるそうです。
布や刺繍を絵の一部に組み込まれて、「視覚」(というよりなんでしょう、「視感覚」?)に工夫されていました。
なにより作品に漂う空気感は、絶妙。視覚を超えて感覚に訴えてくるなあと思いました。私たちは目でいろいろなものを
触っているんだなと気づかされました。きっと空気を触っているんだね。
以後、3条通りを下ってギャラリーアーティスロングへ。
ここでもまた、すごい作家さんに出会ってしまうのですが!
今回はここまで。私は図書館で借りた本を読まなくてはなりませんのでね。
次の予約待ちの人のために、早く返すように言われててね。