ギャラリーモーニング で開催中の 廣田美乃展 へ行きました。
廣田さんの作品を知ったのは、今年2013年の年始に開催された、「京都ビエンナーレ」でした。
産経新聞社賞を受賞されていたのですが、とても印象深く、追ってみたい作家の一人となりました。
良い作品の条件の一つとして、「安定している」ことがあげられると思うのですが、そういった意味では
安定感抜群なのです。キャンパスの折れているところまできっちり色が塗られている。隙のない仕事をされています。
彼女の作品は、和風です。
和 ではなくて、なんとも 和風 なのです。
イラストチックな画風は、洋と言ってもいいくらいなのですが。
あいまいなのに丁寧な感じがします。
なで肩でくすんだ色合いで、だけど芯のある絵です。
なで肩であることで、背景と溶け込んで人物の存在感を丸くしている。それが面白いです。
ちょっと、サブカルチャーな雰囲気にはまる方が多いのではないでしょうか。
独特の物語を語る作品群。おすすめです。
(今回の展示品はすべて新作だとオーナーがご案内くださいました。新作って、なんか嬉しいですね。)