こんにちは、もりやすみきです。
京都芸術センターの「春祭り展覧会」が、すごく良かったですよ!
芸術センターは、廃校になった小学校をそのまま利用した建物です。
展示室のほかにも喫茶店や図書室もあり、のんびりするのにうってつけ。
ゴールデンウィークに寄ってみてはいかがでしょうか。
まずは、校庭を横切ってギャラリー北。横内賢太郎さんの作品展。
いつも開いている扉が、しっかりしまって、窓もふさがれています…。
中に入ると、あれ?絵画作品。中は普通に明るい照明です。
なぜ、閉め切っていたのかな?
絵に近づくと…、うっすらとラインが浮かぶのです。
それゆえの外光の遮断だったのですね。
例えば、この作品は角度を変えてみると女性の像が浮かびます。
不思議!おもしろい!こんな作品は見たことがないな…
次に、ギャラリー南。
入り口の記帳台の上には、ライトで照らされたブルーの四角が。
よく見ると、空の写真でした。
ここでの展示は、ヤマガミユキヒロさんの作品。
緻密にデッサンされた駅の風景が、大きなキャンパスに描かれています。
そこに、映像が合わさって…。朝昼晩と時間が流れていきます。
絵の上で、朝日が昇って、雲が動いてゆき、夜になると電灯がつくのです。
これまた見たことがない作品。飽きずに眺めてしまいます。
廊下には、仙石彬人さんの映像作品が。怪しげな雰囲気が面白い。
図書室の前での展示です。うっかり通り過ぎないよう、お見逃しなく。
上の階の和室「明倫」では、
掛け軸の絵に映像を合わせた作品がありました。
絵の中の木が風に揺れていたりします。
ただそれだけの、静かな風景ですが、じーっと見てしまうものがあります。
何とも不思議。未来の掛け軸?などと思ったり。
未来には、動く写真や動く絵を飾る日が来るのかもしれません…。
さて、春祭りの企画は「KG+(KYOTO GRAPHIE サテライトイベント」の協力企画だそうです。
ふーむ。このマーク、よくみかけるぞ。
今後はこれを追ってみよう。ではではー!
京都芸術センターの廊下にて。
京都芸術センター 春祭りは5月26日まで
KG+ 5月6日まで。
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re:framing ― 表情の空間(京都芸術センター 春まつり 展覧会プログラム)
KYOTO GRAPHIE インターナショナル フォトグラフィー・フェスティバル
→ 「KG+」はKYOTO GRAPHIEのサテライトイベントです。