お疲れ様です。7月に突入してしまいましたね!
体調を崩される方が多いようですが、みなさまお元気でしょうか?
今月はどんな作品に出会えるでしょう?
それにしても6月はあまり展示に行けず、気持ちが忙しくて
落ち込むこともありました。しくしく。
そんな中、印象深かったのがこちら。
6月、一番落ち込んだ日に向かった ギャラリー クンストアルツトさん
での展示です。もやもやした気分が少しすっきりしました。
クンストさんの扱う作品は、いつも風穴を開けてくれるようなものが
多いです。オーナーの岡本さんのカラーが強く出ていると思います。
いたずらとユーモア、モラルから少しずれた視点、驚きと楽しさ
そしてせつなさのあいまった感傷を与えてくれるものが多いです。
そういう点で、今回は、今年のクンストさんの展示の中でも
見逃せない展示にだったなと思いました。
作品を見て「あーバカみたいだなあ」と思う時
作品が提示していることがバカみたいなのか、
自分が知らないうちに枠の中で生きているのがバカみたいなのか
どっちかな、と思い当たるのですが、
それに思い当たった時、ふふふっと笑えるのが
なんだかとってもいいのです。
ペニスというモチーフは、それ以上裸になることができません。
裸になれないモチーフを美術作品のテーマにしたら、
人が生きていることの裸の裸がみえるようでした。
裸の裸は、いつも何かを着ていて、包まれているんだなあと思いました。
なんだかんだで、なにか一生懸命な愛しいものが人の中にあるなあと
勝手に解釈してギャラリーから帰りました。
何かすっきりしないときは、ぜひ、クンストアルツトさんへ
行ってみてください。なにかしらヤバイものにぶち当たって
ワハハとちょっとすっきりして、ウムムとちょっと深くなると思います。
(写真はクンストアルツトさんのホームページから拝借しています。)
美術ペニス(KUNST ARZT)