どうも。もりやすみきです。 うーん。浮世ってなんでしょう。
平安時代→ つらいことが多い世の中のこと
仏教的思想が定着してから→ はかない世の中のこと
で、ところが江戸の人たちはこう思ったのだそうです。
「そうか、はかない世の中なら浮かれて暮らそう!
江戸時代→ 「現代風の」「好色な」といった、現世を肯定した意味
(以上の参考 語源由来辞典)
そういうことで、今回は
「浮世絵の夏 -納涼と花火- ~国貞、国芳、広重ら 人気絵師の競演~」です。
一周目はささーと、展示の雰囲気をつかみます。
二周目は一つずつ注目。三週目に好きな絵だけじっくり鑑賞。
と、美術館「えき」の好きなところは、こっそり行きつ戻りつがしやすいところです。
戻っても気づかれにくく邪魔になりにくいみたいです。(ご迷惑にならないように行動)
最初に入って、ショックだったのは、色があせてる。ということでした。
もっと鮮やかな心つもりだったので、びっくり。でもそれはそうですよね。
これがホントのところ。昔の作品なんだなあって。
私は、広重が好きなようでした。広重の絵はすぐわかったから。
全体を一望した絵が一枚に収まっている。視点が遠かったです。
この構図がとても見やすく、無駄がなく、美しかった。花火の表現も、丸く落ちていて可愛らしい。
他の作品の打ち上げ花火は、ものすごくビッカーンと尖って描かれていました。外国の警察手帳のバッチみたいな形。
昔は、こんな花火だったのかなあって思ったのですが、広重の花火が正解なのだと思います。今と同じっぽい。
それにしても、どうにも「アップ」の絵が多かったですね。子供の描く絵のように、
3匹のうさぎさんが同じくらいの大きさで横並びに並んでいるような構図。
面白かったのは、「描く人が細かい描写が得意だと、彫る人が大変」という話で、なるほどなあと。
印刷の技術のことを考えると、浮世絵の手作り感は貴重です。
「あー、全部人がやったんだー」と思うと、そうは見えないですね。すごいです。
嬉しかったのが、「これポストカードで売ってますように」と思っていた絵が運よく販売されていたことです。
私のこのお祈りはあまり叶わないので、今回はとってもラッキー。女性が団扇をくわえて手を手で覆っています。
何をしているのでしょう。
ほたるを捕まえているんですね。ドラマチックでいいですね。
展示では、女性の絵が多いのですが、モデルさんたちは結構大胆な人が多くて、(行儀の悪い感じ)なんというか「ギャルだ」と思いました。
この絵のモデルさんたちはいくつくらいなんでしょうねぇ。
浮世を楽しんで、青春を送っていたのでしょうね。
好きな役者の団扇を持っていたそうで、おや、そういうのも、一緒のようなことがありますね。
アイドルのファンということですものね。
昔の人も今の人も、華に惹かれる気持ちは一緒なんだなあって思うと、わくわくしました。
彼女たちも流れるプールがあれば遊んだろうし、私たちも、舟遊びが主流ならそうしていたところでしょう。
毎夜、花火が上がっていたなんて、今ではテーマパークくらいですよね。
現代には写真や映像があって、絵で時代の風景をみることがあまりないので描いてみると面白そうですね。
漫画なんかは、これに近いのでしょうか。
んー違う気もしますが。
いっそ江戸時代に行って、写メ撮りたいですね。では!
下唇に違う色(緑っぽいの)を塗るのが、はやりのメイクだったそうです。