皆さんいかがお過ごしでしょうか。冬の光線や紅葉がきれいですね。
今年の目標「舞台芸術を見る」というのがうまくいかないまますでに11月後半です。
10月27日、今年のKYOTO EXPERIMENTが終わってしまいました。
今年はなんとか見てみようと思っていたのですが、見ることができず、
最終日には駆け込めそうだったのですが、ご縁のないことになりました。
橋本裕介さんのインタビュー記事(京都で遊ぼうARTさんサイト内)はいい刺激になりました。
で、どうするか。ということで、
劇団「地点」の公演「ファッツアー」を見に行くことにしました。
20時からの開演で、本当にありがたい。
京都大学の横を自転車でびゅんびゅんとばして、北白川の坂道をぐいぐい登り、スーパー大国屋さんで温かいお茶を購入し、初めて、会場「アンダースロー」へ。地下へ続く階段を下りていきました。
中は驚くほどきれいな内装で、ミステリー小説の探偵が洋館に入ったような感じ。
舞台は段差なく、フラットに仕立てられていました。
客席のほうは前後に座席が分かれ、後ろの席は一段高くなっています。
劇場の雰囲気を体験するだけでも行く価値がありそう。
開演して、最初の8分くらいで、もう十分にチケット代金分が見れたなあと思いました。
だから、タダ同然でこの舞台は鑑賞させていただけました。
1時間ちょっとくらいの上演だったので、ほんとのところ12000円分くらいの価値があったということです。(CDもパンフレットもものすごく安い。)
金額で表現するのも下世話な感じですが、わかりやすくもある。
内容ですが、手で果物をギュッと握って果汁が一気に飛び散るような、そんなイメージの展開でした。勢いがすごい。
ストーリーは、一応あるようでしたが、ほとんどのセリフが詩であり愚痴でありエールである、といった感じですかね。あまり起承転結のない感じ。
私は戯曲を全く知らないので、こういうものなのか演出なのかわかりませんでしたが、言葉一つ一つに考えさせてもらえたし、ただ感覚として眺めていても非常に面白いと思います。
動きが、音楽が、間が、完璧な感じがしました。
劇団「地点」『ファッツァー』(10/26~11/24・アンダースロー)