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相国寺には龍がいる!(京の冬の旅と承天閣美術館)

投稿:2012年2月 1日

冬の京都はとっても寒い!
街中にいても、雪が舞う日は珍しくありません。
木々も落葉してしまって、ちょっと殺風景になってしまいます。

そんな冬に、ぼくが毎年楽しみにしているイベントが「京の冬の旅」です。

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普段は非公開のお寺などの文化財を、ガイドさんの説明つきで見ることができるんです。

このガイドさんの説明がまたおもしろい。
質問にも気軽に答えてくださり、とても勉強になるんです。

今年は辰年。公開されている中に、龍が鳴くお寺がある!
これはおもしろそうだと思い、相国寺に行ってみました。

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こちらが「鳴き龍」のいる相国寺法堂。
もちろん実際に鳴くわけではなく、法堂のある場所で手をたたくとお堂の中で響き、それが反響して聞こえてくる。それが鳴き龍の正体です。

お堂の中は撮影禁止なのでご紹介できないのですが、天井には狩野光信の描いた大きな大きな龍の絵があります。大迫力です。
ずっと見上げていると首が痛くなりますし、ぼくは柱に頭をぶつけてしまったので、みなさんは注意して見てくださいね。

そしてガイドさんの案内のもと、例のある場所へ。
「心を静めて、勢いよく一回叩いて」との案内どおりに叩いてみると…

確かに小さくではありますが「カラカラ」と鳴りました。
龍の鳴き声の正体、突き止めたり。

このお堂の他にも、きれいなお庭を見ることもできます。


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秋には木々が紅葉して、お庭がさらにきれいに映えるんだそうですよ。


そしてもう一つ、相国寺の境内には承天閣美術館という美術館があります。


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お寺の美術館だけあって、美術館までの道もなんだか荘厳です。

今回の展示は「館蔵の屏風絵展」です。
長谷川等伯、俵屋宗達、伊藤若冲、円山応挙、長沢芦雪…
日本画オールスターと呼べそうな絵師の作品が、一同に並んでいます。

他の寺院にも、見事な襖絵はたくさんあります。
しかし、数多くの絵師の作品を見比べることができるのは、ここならではじゃないかなと思うんです。

展示も工夫されていて、龍の絵を絵師ごとに並べて展示されていました。
能阿弥作と伝わる龍は荒々しく、雲を突き抜け天に昇り、
伊藤若冲の龍は淡いタッチで、逆S字を描き、なんだかポップ。

「見比べる」醍醐味を、承天閣美術館で感じてみてはいかがでしょうか。

展示室の間には、ソファーに座ってお庭を見ることもできるスペースがあり、ゆっくりと鑑賞できます。


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寒い冬の時期にオススメの美術館です。

繰り返しになりますが、京都の冬はとっても寒いです!
暖かい服装と、厚めの靴下をはいて(お寺にいくと靴下のありがたみがわかります)お出かけしてみてはいかがでしょうか。

 

関連リンク

相国寺承天閣美術館



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