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目は眼福 おなかは満腹 「しむらの色」からの「昭和の元気なこどもたち」

投稿:2013年4月14日

本日は、母とおでかけです。彼女が久しぶりに食べたいー食べたいーとごねるので来てみました。

そんなわけで「ジャンボ」でごはんをいただきます~

いつも通りのお好み焼ミックスのジャンボと焼きそばのジャンボ。

ひさびさにおいしくいただいたのですが~。なぜか今日は二人とも体調がもひとつらしく完食ならず!残った分は持ち帰りにさせていただきました。がっくり。

どうしてだろうね~なんて言いながら、バスで移動です。

今日は展覧会のはしごの予定。

なのでおなかいっぱいの後はさっそく。

akasaka201304-6.jpg

細見美術館で開催中の「しむらの色」にお邪魔します。人間国宝の志村ふくみさんとそのお嬢様洋子さんの親子展ンです。こちらは糸から植物で染めてから織っておられる作品などが展示されていました。

入館の際にいただくシール~

各作品には染料として使用されたものの名前もかいてくださっているのでこんな色になるのか~と、興味沸きます。タマネギは、以前も茶色に染まると伺った事はあるんですが、染め方によってだと思いますけど、ほんとうにきれいな色でした。

個人的には蘇芳の色が深い赤できれいでお気に入り。暗い深い赤の着物はかっこ良かったです~

一部作品には聖書や、マリアと名付けられた着物などがあって、キリスト教を意識させる作品がありました。ご興味があるということなのかな。着物に織り込まれた絣の模様のような十字架が重く感じました。

他にも小裂の図案帳も展示されていえて色の組み合わせや柄の感じがとっても素敵でした。

最後の部屋で展示されていた裂絵というもの。(これは絵の形そ切り抜いて、別の裂をはめこんだアート作品も面白かった~。

ただ色を染めて織って作ったものではなく作品もつくられている。単に呉服関連のものだと思ったら損ですよねちなみに上のお茶屋さんではこの展示にちなんだお菓子のでてくる抹茶席をされているようでした。

じっくり拝見した後は、再びバスに乗ります~。なんか甘いもの食べたいわ。 なんて言われたものだから途中下車してからふねや珈琲店三条本店にお邪魔。最近パンケーキを扱いはじめてからパンケーキの方頼む事が増えましたが、今日はあたしもパフェ。

 しかも!アメリカンドッグパフェ!!からふねや珈琲の三条本店さんはキワモノシリーズといって、フライドポテトや唐揚げ、トンカツが乗ったパフェを作ってるんです~。一回食べてみたかった~。ので、挑戦!

あたしの疑問は何より、この揚げ物の下にあるアイスがどろどろじゃないのか?というところでした。なんと!どろどろになってなかった!なんと!あれ が敷いてあるので大丈夫なのでしたよ!「あれ」って何だろう?是非食べてみて下さい。ちなみに、香りはあまーいクリームの香りにまざるマスタードの香りが なんとも複雑でした~。食べるのはもちろん別々なので全く問題ないですよ。

再びおなかいっぱいになって目指すは最後の地点。美術館「えき」KYOTOです。

開催中の「昭和の元気なこどもたち」を拝見しに伺いました。

これ、すーっごくおすすめです!でもあえておすすめするのは大人世代のみなさんに。

昭和30年代を中心とした小学生たちの時代を生き生きと表現されているのですが。

なにより表情がたまりません。みてるだけでこちらの顔もゆるんできます。私はどんながんばってもタイムリーな世代ではないんですが、多分そのままで はなくても小学校の頃、クラスにこういう子いたんちゃうか?って思うような、おもわず吹き出してしまうくらいのほほえましい感じ。

ちびっこたちがみんな元気で、真剣で。服装も「ええとこ」の子の服装と、そうじゃないとこの服装がさりげなく違ったり。それでもみんな楽しそうにけんかしたり遊んだりしてるんです。

みていたうちの母も思わずふきだすほどかわいらしい姿がいっぱいでした。

ふとまわりをみまわすと、他の方達もみなさんそれぞれに「あの子、怒ってるわね~」って口々にしゃべりながらみてます。この展示は「会話が産まれる展示」になってるんだなあ。

一つ一つの描写が細かくて大人も子どもも表情が豊か、盆踊りの風景や結婚披露宴の風景なんて一人一人の表情を確認するとそれぞれに物語があるようで 想像したり一緒に来てる人と話したりしながらゆっくり観てしまいました。この子たちは、それぞれガラスケースの中に入っている子もいるのですが、「触らな いで下さい」と注意書きされた上で表に出してある子たちもいます。そうなると、じーっくり洋服の作り方とかも観察できて楽しい!

運動会のはちまきなんかは、ほんとうに赤白で作ってあって、白組の子、赤組の子がしているはちまきは裏返すとちゃんと別の色になるんです。そこまで細かくきちんとつくられていて感動でした。

小物は、よ~くみてると某お菓子のおまけについてくるおもちゃをうまく使っておられたりしてそういうのも楽しいです。もっと水澄恵美子さんの作品がみたくなってしまうような楽しい展示でした。

ギャラリーショップではうちら親子が一番はまった「嫌いな男子と隣同士になってしまった女の子」のさめざめとした表情がグッズになっていて「やっぱりこれポイント高いんだね~」とまた笑ってしまいました。

なんかちょっと昔の日本にタイムスリップして来たような。不思議な気分でした。

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志村ふくみ 志村洋子 作品展「しむらの色 KYOTO」

水澄美恵子 創作人形展 -昭和の元気なこどもたち-
 



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