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光の賛歌 印象派展 パリ、セーヌ、ノルマンディの水辺をたどる旅 京都文化博物館

投稿:2014年5月21日

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京都府立堂本印象美術館に行ってから、ランチを挟んで出かけたのは京都文化博物館です。
こちらは平日に一度、日曜日に一度常設展示を見に行ったことがあるので、いつも静かな博物館という印象を持っていました。

ところが、その印象というのは、印象派展の人気の前にガラッと変わったのです。印象派の美術館だと思っていたのが、個人の名前の美術館だと分かった時以上の衝撃でした。

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なんと平日の3時だというのに、切符売り場に大勢人が並んでいるのです。まったく驚きました。こんなに並んでいるのを見たのは、名古屋でゴッホ展を鑑賞して以来です。もっとも私は招待券を頂いていたので、スムーズに誘導されてエレベーターに乗ることができました。ありがとうございます。

エレベーターにはスムーズに乗ったのですが、会場には人がぎっしりでした。ひょっとすると、ゴールデンウィークに地元三重県の美術館を二か所回ったとき、静かに鑑賞できたことが奇跡だったのかもしれません。ぎっしり状態が本来の絵画展の姿なのかもしれませんが、私は苦手です。しかし、会場に足を踏み入れた以上は遠くからでも絵を鑑賞しなければいけませんね。

さて、印象派の絵画がどうして人気があるのか。これはたぶん、光に満ちているからに違いありません。そして、印象派を代表するクロード・モネの世界が日本人は好きなのです。なぜモネの世界が好きかというと、モネが日本を好きだったからです。相思相愛の世界を絵画の中で体験できるという、非常に貴重な空間が絵画展の中に生れるのです。

モネの絵の中に描かれる日本風の橋は、モネが自分の庭に1895年に造ったものです。自分の庭の池に日本風の橋を造るとは、よほど日本が好きだったのでしょう。晩年のモネは、ジヴェルニーの自宅への来客を断る事が多かったそうですが、日本人の来客は歓迎したと言われているそうです。

モネの絵を見るとしあわせな気持ちになれる。だから人はこぞって印象派の展覧会へ出かけていく。そう感じた午後でした。




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