「京都御苑」というよりも「御所」と言った方がなじみがあります。
京都市街地のどまんなかに広大な土地と立派な植栽。
周囲は4kmもあり、中には春・秋に一般公開される紫宸殿のある内御所、仙洞御所、大宮御所、迎賓館、
碁盤の目の街のど真ん中に広大ないこいの場所がある…
ニューヨークのセントラルパークを連想するのは私だけでしょうか?でしょうね…
北の端っこには子供の遊び場があり春にはしだれ桜が見事です。内御所の東北の角は「鬼門」なので角が切りとられています。そこにお猿さんが御幣を担いで鬼門を守っているのですが夜な夜な出歩いて警備を怠っているというので金網で囲って出られなくしています。
御所には様々な木がありますがちょっと変わっているのが倒れた松から生まれた(?)桜の木。鳥が桜の種を運んできたのでしょうか。今では倒木から桜が何本も生えています。
御所の中は信号がなく、車も通らないので自転車がよく通ります。でも砂利道なのでハンドルを取られたりしてとても走りにくいのです(脚は鍛えられる)ですが、なんと自然と幅約15cmほどの自転車道ができています。(奥の細道ならぬ御所の細道)
そこで自転車同士が鉢合わせしたら…必ずどちらかが道をゆずるみたいです。
綺麗にクロスしていますね。
南の方にはなんと厳島神社がありますよ。お公家さんの九条家屋敷跡だそうです。
お茶室もあり一般公開も期間限定ながらされています。