市民新聞でたまたま知った「博物館講座」というのに行ってきました。
テーマは「京都と琳派の美」です。
講演の後 黎明教会資料研修館の鑑賞がありました。
私はこの美術館は全く知りませんでした。吉田神社の東側 神楽岡に10年前に開館したそうです。宗教家である岡田茂吉氏の教えのもとに琳派の作品の収集を始め 尾形光琳、本阿弥光悦、尾形乾山などの作品をはじめ 奈良平安時代の仏教美術、漆器、陶磁器、茶道具など(お茶室もあります)を収蔵してあり なんと入場無料です。
熱海にMOA美術館がありますが、実はそこも「Mokichi Okada Art」― この岡田氏の美術館なんです。
そこは一度行ってみたいと思っていたので急に親しみを感じました。
さて 講演は思文閣美術館の方による「日本画をみる愉しみ」でしたが、初歩的なことから専門的なお話まで丁寧で詳しい解説でした。
そのあとに展示についてのビデオ鑑賞があったのですが私にとっては国宝「紅梅白梅図屏風の解説がとても興味深くまさに「目からウロコ」でした。
例えば向かって右の紅梅ですが中央の川に背を向けて必死になって踏ん張っているとか背中にハート型があるとか左側の白梅の一番右の枝のつぼみをゆっくり下から見ていくと「音楽…調べが聞こえてくる」とか…その解説を思い出しながらの鑑賞はやはり普段何気なく見ているのとは違いました。イヤーガイドは聞くものですね。
(ちなみに これは模造品で本物はMOA美術館にあります。写真撮影はフラッシュをたかなければ可です)
ますます熱海のMOAに行ってみたくなりました。
この時にパンフレットを貰ったのですが京都市では1月29日~3月23日まで「第19回京都ミュージアムロード」を開催しています。
なんと78施設の博物館・美術館が参加しています。そんなにあったんですね・・・
スタンプラリーなんかもありますよ。知らないところ、よく行くところ、何か所行けるか楽しみです。
→ 第19回京都ミュージアムロードについてはこちら