やっと最終日に行くことができました。
「酒飯論絵巻」が描かれたのは、今からおよそ500年前のことです。
お酒大好きな「上戸」の人と 全くお酒の飲めないごはん大好きな人「下戸」が言い争いをしていて二人の間に入って仲裁する「中戸」のひと=お酒も食べるのもほどほどが良いのだ…という結論に落ち着く、ということが絵巻になっている…という、実に平和な当たり障りのないのどかな情景です。
その中には 酔っぱらって千鳥足になり人に支えてもらわないと歩けない人や嘔吐する人なども描かれ、昔も今も同じだなぁ…と誠にほほえましいのです。
二階はとても立派な資料室と裏千家のなかにある お茶室の一つ「又隠 ゆういん」の写しがあります。
お軸やお道具も季節に合ったものが置かれ、見ごたえがあります。
私が何より茶道資料館をお勧めするのは「呈茶」があるからです。
手入れの行き届いたお庭を見ながらお菓子と薄茶を頂くことができます。椅子に座って(立礼)いただけるので初めての方でも堅苦しくなく自由にしていていいと思います(じっと見つめられることはありません(笑)
私が以前行ったときには 他県の友人と一緒に「お点前体験」というのをしたのですが(大変好評でした)今はしておられないみたいです。
お庭の紅葉が燃えるように綺麗でした。お隣から本法寺につながっているのでそちらも散策してきました。