極端な大器晩成型と言おうか、「漫画家やなせたかし」こと柳瀬嵩は、こと漫画に関しては、驚くほど遅咲きだ。
もちろん「アンパンマン」がヒットするまでにも漫画を描く機会はあった。35歳で独立してから描いた四コマ漫画が、ここ国際マンガミュージアムの展示場には所狭しと並ぶ。
私事で恐縮だが、いくら文章を書く機会があっても、それ一本で食べて行けるまでには私も相当苦労している。漫画家やなせたかしが、漫画以外にもテレビや作詞の仕事も来るものはすべてやったというエピソードには、そんな苦悩が裏にはあっただろうことが想像できる。
ところで、ヒット作「アンパンマン」が、やなせたかし50歳の時に晴れて日の目を見るのであるが、この「アンパンマン」という作品には、戦争体験を持つ、やなせたかしのこんな思いが込められているのをご存じだろうか。
「人は傷つかないで正義を行うことはできない」
文責:梅田たけし 編集:京都で遊ぼうART
azukiさん
まこさん
さくらむくおさん
此糸さん
めいさん
ナミキ・キヨタカさん
虹の会さん
sachihoさん
TOSHIさん
tengoku10さん
梅田たけしさん