京都には、たくさんの美術館や博物館があります。
でも、子連れで美術館や博物館は、ちょっと敷居が高いかなと思ってはいませんか?
実は子どもと一緒でも楽しめる美術館・博物館もちゃんとあります。
自分の気分転換、そして子どもの感性や社会性を磨く良い機会と思って、
アートにたくさん触れてみてはいかがでしょうか。
ここでは、子連れでも入りやすそうな京都のミュージアムを揃えてみました。
文責:はやしまきこ(ボランティアライター)
編集:京都で遊ぼうART
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京都府立堂本印象美術館
とても印象的な外観。
ご本人の名前が美術館となっていることに、初め全く知りませんでした。
昭和41年、本人のデザインにより設立されたこの美術館は、後に京都府へ寄贈される。
生きている間に自ら設計、デザインして建設された美術館は、珍しいそうです。
庭に配置されているオブジェ、館内の柱や壁など、多彩な色や形がとても自由で、
遊び心があり、作品展を見る前に、館内だけでまず楽しめます。
日本画家として新たな新境地を切り開き、パリやニューヨークで個展を開催されていたのも、
美術館のデザインを見ると頷けます。
さて、私が訪れた際は「40人の作家による京のうつろいー春から夏へ」が開催されていました。
京都の春から夏にかけての美しい自然や日本文化を見ることができます。
満開の桜や、夏の風物詩の花火、京都の文化である地蔵盆や祇園。日本の良さを発信している作品展でした。
子どもたちは、そのような美しい作品をみて、自然と見入っていました。
特に桜の絵はやはり存在感があり、「きれい〜」と思わず声が。
こちらへ来ていろいろな作品を見て、何かを感じとることができたのだろうか。
手入れされている花壇を見て、自分たちが持ってきたペンとノートを取り出し、地べたに座り込んで花の絵を描き始めました。
それそれ!そんな感じ。そんな思いが彼女たちに沸き上がったことが嬉しかったです。
■ 堂本印象美術館の詳細はこちら
■ 【特集】京都府立堂本印象美術館を訪ねた。
美術館「えき」KYOTO
「週刊モーニング」で「ハートカクテル」が連載され、人気を博し、企業広告やポスター等を手がける。
わたせさんの作品を見ていると、私自身、なぜか湘南や、常夏のハワイ的な雰囲気を感じます。
先日、子どもたちを川遊びに連れていったとき、広い空を見上げて思いました。そう夏の空の色と雲。この青だ。
ポップでおしゃれな絵は、真夏の日本の風景でも、どこか清々しく、さわやかに感じます。
美術館「えき」KYOTOで開催された「わたせせいぞうの世界展〜ハートカクテルからアンを抱きしめて」。
子どもたちの一枚の絵を見る滞在時間は過去最長。マンガの画も多く展示され、大人のラブストリーに吸い寄せられていました。
興味を示さないとさっさと動き、目を奪われるとじっと見入る。
子どもの反応をみていると思わずクスッとしてしまいます。
ジェイアール京都伊勢丹の7F。お買い物ついでにふらりと、子どもと立ち寄れる美術館です。
■ 美術館「えき」KYOTO