京都には、たくさんの美術館や博物館があります。
でも、子連れで美術館や博物館は、ちょっと敷居が高いかなと思ってはいませんか?
実は子どもと一緒でも楽しめる美術館・博物館もちゃんとあります。自分の気分転換、そして子どもの感性や社会性を磨く良い機会と思って、
アートにたくさん触れてみてはいかがでしょうか。
今回は、子連れでも入りやすそうな京都のミュージアムを揃えてみました。
文責:はやしまきこ(ボランティアライター)
編集:京都で遊ぼうART
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細見美術館
今回訪れたのは、細見美術館。
こちらの美術館は、大阪の実業家、故 細見良(初代古香庵)にはじまる細見家三代による約1,000点ものコレクションをもとに、平成10年に開館されました。
東山駅から途中、疎水脇の散歩コースを歩きます。
鴨が泳いでいるのを眺め、草花を観察し、木々の木陰で若干涼みながら飽きずに行くことができました。
子どもたちは、木 の根元付近で怪しげなきのこ群を発見し、小枝でつついては大はしゃぎ、まるまるとした大きな蜂が飛んできて、あやわな恐ろしい体験もし、てんやわんやの道のり。
暑いのでさっさと歩いて行きたいところ、ここはぐっと我慢。
さて、ようやく美術館に到着。
一見、ここが美術館であることがわからないようなモダンでシンプルな建物。好きです、こういう佇まい。
今回は「デミタスコスモス」展を鑑賞しました。
美術館で入館する前に手渡されるのは、入館証代わりのシール。
子どもたちは、嬉しそうに思い思いの場所に貼っていました。(子どもはシールが好きですよね。)
展示室は、いくつかに分かれており、出入り口は、美術館には珍しい自動ドア。
1つ目の展示室をでると階段を降りてまた自動ドア。子どもたちは「迷路みたい~~」と喜んでいました。
展示室をでて、一度の外の空気が吸うと、張りつめた空気感が一気になくなり、一息つくことができます。
また監視員の方々が、常に目を光らせている美術館が多いなか、ここはいらっしゃらないようです。親としては、少し気が楽でした。
美術館の中庭にcafeが併設されており、テラス席では、子連れでもお茶ができそう。
ジャズなどの演奏会も催されているようです。
今回は、宝石のようにキラキラとした模様、花、お姫様などが描かれた繊細で精巧に作られている作品に
目を奪われました。ハンドル部分も蝶、花、ハート等、見ていて飽きないカップ&ソーサ。
子どもたちも「これで飲んだら壊れてしまいそうだね。」とつぶやいていました。