納涼と花火など夏の風物詩を題材にした浮世絵が展示されていました。
江戸時代の人々は、涼みに水辺に行き、花火を見たり、季節の風物を描いた着物など
を着ておしゃれをして、集っていました。
花火を見に来た沢山の人々が、橋の上でぎゅうぎゅう詰めで見学をしていたり、船の
上から花火を眺めていたりと、その様子が生き生きと描かれています。
着物の柄をみるのも楽しく、粋なおしゃれをしていたのだなと感心します。
持っている団扇にも、美人画や、役者の顔などが描かれていました。
国貞、国芳、広重の作品が見られます。
冷房もない時代なんだよねと思いながら見ておりました。
美術館を出て、伊勢丹の屋上に行ってみると、涼しい風が通っておりました。
そこから、階段で降りていくときに見える京都駅の風景はSF映画のようです。
美術館は8時まで開館されているので、夕方から出掛けました。
暑いですから。
浮世絵で、江戸時代の人々の涼を楽しむ姿を見て、現代の京都駅で、涼を楽しむの
も、なかなかいいものだと感じました。