展示会に行った日の京都は36度だったでしょうか。
とにかくJR京都駅の暑いこと。
展示会場の伊勢丹は京都駅改札出てすぐですが、その何メートルかも我慢できず、まずはほうじ茶ソフトクリーム(白玉が付いて、しかもコーンのアイスはとても私好み)を食べ暫し涼んでから伊勢丹へ。
真夏に展示会。
なぜか話題作が目白押しで、あちらこちらで気になる展示会が。
そして今回の草乃しずか展もしかり。
夏、京都、着物 この3点がとてもよく似合う、そんな展示会です。
日本刺繍って地味? いえいえ、大変おしゃれ。
手芸というより芸術と言った方がぴったりでした。
江や淀君など歴史上の人物に着てもらいたいという発想で刺繍した着物の数々。
そこには女性ならではの視点に立ち、妻として、母として、戦国を生き抜いた力強い人々への敬意が感じられます。
展示会のポスターを見て、日本刺繍の美しさに心奪われた人も沢山いるでしょう。
でも、実際の作品を目にすると、もっと奥深いもの、つまり作者の想いを感じ取ることができます。
展示作品の後半は作者の世界観が随所に見られます。
私が好きなのはクラゲを題材にした作品で、絽の生地で二重にして海、宇宙のイメージが立体的によく表現されています。
このような作品は実際に目にしないと感動が伝わらないので、今後機会がありましたら是非足を運んでみてください。
文責:そら 編集:京都で遊ぼうART
草乃しずか日本刺繍展 雪月花~戦国の姫たちの想い(2011/6/3-7/18)