雨の京都、ゴールデンウィーク前で比較的空いていました。
京都駅からバスで国立博物館へ。
一言で言うなら「圧巻」。
すでに他の方の素晴しいレポートが上がっていますので詳細はそちらで(^_^メ)
襖絵や屏風絵、大きくて圧巻、想像通りですばらしかったです。
そして、是非とも皆様に見ていただきたいのが絵巻。
玄宗皇帝と楊貴妃の悲恋物語がまるでアニメのように展開されている「長恨歌絵巻」と、
相撲力士の活き活きとした様子が描かれている「武家相撲絵巻」。
特に「長恨歌絵巻」の方は描写が大変細かく、屏風絵とは全く趣の違った作品に仕上
がっています。
また、「蘭亭曲水図屏風」も屏風が繋がって絵巻のようにストーリーが展開。
こういった作品は子ども達にも是非親しんでもらいたいですね。大変楽しい作品です。
今回、全体的に中国の人物を題材にした作品が多く見受けられたのは意外でした。
狩野派というと日本的な印象しかなかったのですが。
今でこそ飛行機で簡単に行ける中国ですが、文化面では当時の方がずっと近い距離だったのかもしれません。
幼い頃わくわくして読んだ西遊記やアラビアンナイトのお話。他国の文化を素直に受け入れていた自分が確かにそこにある。
そして今回、全く国境を感じさせない作品に出会えたことは大いなる収穫でした。
以上 そら でした。
特別展覧会 「狩野山楽・山雪」(5月12日まで)