京都国立博物館、細川家の至宝展(~11/23)
「この上もなくたっとい宝」という至宝展というだけあって圧巻。
仏像、武具、絵画、工芸品、墨蹟、衣装、能面、お茶道具等等…
中でも利休七哲のうちの一人と数えられている細川家のお茶道具の数々は眼をみはりました。
「顔回」がんかいという銘の花入れは、利休作で、熊野詣での山伏から譲り受けた水筒を利用したものと伝えられます。
論語の一節、顔回という人物が、(一箪の食、一瓢の飲)質素な生活の中に学問の楽しみを見つけて、生活を楽しんだという故事からついた銘で、本では見ていましたが、実物をみられたことは、感激でした。
(この作品は残念ながら前期展示10月30日までです)
素晴らしい、展示品の数々、11月の1日から展示品が変わり、利休作「ゆがみ」という茶杓、小林古径作「髪」、菱田春草「黒き猫」などは、見逃せません。
文責:S.S 編集:京都で遊ぼうART