山に囲まれた京都に暮らす者にとって、海は特別。
遠くに海が見えただけで「海や~!」とはしゃいでしまうくらい、海への憧れは強いです。
京都とヴェネツィアにどういうつながりがあるのかわかりませんが、 同じ千年の都にして、海の女王、ヴェネツィアを楽しもうと思って行ってきました。
ゴンドラに乗ってるような写真が撮れる?セットが置かれてました。
こういうのを見てしまうと、本場に行けない悲しさが募ってしまうけれど、 本場でもなかなか見られないであろう貴重な展示、絢爛豪華な展示が多く、 絵画展にとどまらない楽しさがあり、見ごたえがありました。
ガレー船の模型や地球儀、海図、航海図など当時の最先端技術、 マント、帽子、婦人用靴下、燭台、コーヒー沸かし器、扇など身近な品、 ヴェネツィアングラスなど高い技術と優れたデザインの工芸品、 ボードゲームや委任状、ドアノッカーやシャンデリアなどの展示もありました。
白い仮面と黒いマントで「誰でもない誰か」になってしまえるヴェネツィアの 退廃的な、 危険な魅力が垣間見え、旅情気分が高まりました。
若い人からお年寄りまで、男女ともに多くの人でにぎわってました。
文責:虹色