その奇抜な外観は以前から気になっていましたが、堂本印象に限定されるある種の敷居の高さから、 これまで訪れる機会はありませんでした。
今回は、41人の作家による展覧会ということで、満を持して?出かけてきました。
秋から冬への季節感いっぱいに描かれた京都の自然、京都の寺社、京都の町並み、 どこか懐かしさを感じるそれぞれの作品もよかったのですが、 それ以上に堂本印象自らがデザインしたという美術館自体のアート性に魅せられました。 順路を示すオブジェからドアノブ、ドア扉、ガラス窓に嵌められた枠に至るまで 凝りに凝って、こだわって作られたことが見てとれて、楽しくなりました。
比叡山から大文字山を望む3階サロンからの眺めは素晴らしく、 重厚かつレトロなしつらえとともに、居心地の良い空間でした。
その後、きぬかけの路をたどって、紅葉狩り。
苔の緑と黄葉のコントラストが美しい龍安寺。仁和寺金堂横の燃えるように赤い紅葉。