漆の「象彦」さんが美術館を併設しておられるのですが、ご存じでしょうか?
1階はお店、2階の階段を上がると、区切られて美術館になっています。
昨年もそうでしたが、はんなりと「春の先取り」をできる素敵な企画展です。
お雛様の命はお顔とか?どのお人形も上品でおっとりされています。
今年の三人官女の真ん中のお人形は、かなりの”下ぶくれ”さんで、お袖も短くて両脇のお人形とは比べものにならないくらい、チャーミングです!
思わず、ぅふふふ~と口角があがり、鑑賞されている方どなたをも魅了することでしょう。
ぜひ、おいでになられたら三人官女の真ん中のお人形のお顔を覗いてみて頂きたいものです=出来れば、しゃがんでご覧になることをお薦めいたします。
それとやはり、圧巻はお道具たちです。ギアマンなどのお道具や、お手の物の漆蒔絵のお道具箱など、たっぷり楽しめます。
「いやぁ~ぁ~かいらしいぃ~なぁ~ぁ~」(京都弁)=「わぁ~可愛いわ」(標準語)
と、心の中で何回もつぶやきました。
説明パネルには、「小さいものは美しい」(清少納言「枕草子」より)という言葉が。
なるほどなぁ~と、感心することしきりでした。
一般フロアーでは「安藤人形店」のお雛様が飾ってありました。なんとも福々しい優しくキュートなお顔さんです。
人形にはプライスカードが付けてありますので、お求めになれるそうです。
年を重ねても、幾つになっても「お雛様」は、いつもは眠っている乙女心の部位をくすぐってくれますねぇ~
展覧会は4月2日まで。
文責:京おはるぅ~