地下鉄で「東山」へ移動しまして~近代美術館へ。
いつもの、疎水沿いに歩いて行きましたら、桜の木の葉がもったりとして、いつもの”梅雨の景色”でした。
この日はかなり、激しく雨が降ってました。 終日雨らしいので、ゴム長を履いて行きました。
ただ、今回は「虹の会」のメンバー対象に、解説をしていただけるので、足下がもぞもぞしてはならじと、換えのスニーカーも持参いたしました。
地方から、よくご入洛の友人がお薦めの、美術館内のカッフェで簡単ランチ しました。
京都人、京都知らずの典型的なご当地のカッフェ知らずでした。
生パスタが有名だそうですが、軽めのスコーンセットです。店員さん「ピーチティは今だけで季節柄美味ですよ」と、教えてくださったので迷わずにそのお茶にしました。
スコーンは温かく、サクサクと思った以上に◎です。小腹が空いた時と、鑑賞前に重いランチが苦手な方は、お試しください。
外国からの観光客も多くて、きっとあちらのガイドブックに掲載されているのでしょうか?
お天気がよければ、サンデッキで楽しめます。
リチャード・ロングはまさに「雨」
リチャード・ロングは「友達の輪」(笑)
インカムの使用法を説明して下さった講堂
4Fから大鳥居が、東山が雨にしっとり・・・
大きな窓から望める東山の借景と、イロイロな美術館のポスターが貼り出されているので大好きなコーナーです。
常設展エントランス
「マチス」のJAZZ
「野島康三 氏」の写真はまるでメゾチントの味わいがありました=”仏手柑”←盗みたかった(笑)
佐伯祐三「文化庁~なんちゃら?」って?
さて現代美術コーナーでは
「泉」デュシャンのあまりにも有名な作品を京都近代美術館が持っていたのね!~まぁ~沢山あるから・・・
「見学研修会」=常設展をインカムをつけて解説しながら案内です。特別に依頼されての特殊な企画なので一般では聴けません!長靴を履いて出かける値打ちは充分あり!
そこで、ミラクルゥ~(微笑)←人は偶然といふかなぁ~?
解説を担当されたのが、この4月からの転勤組…
それまでは”愛知県美術館”にて学芸員をされていた方でした。
どこか?聞き覚えのあるお声…
あぁ~愛知県で開催された「棟方志功展」に行ったときに解説をされていたお兄ちゃんやぁ~(失敬)
優しい語り口に覚えがありまして、終了後、お話し出来て、その旨を申しましたら感激されてましたぁ~
学芸員「よく、僕を、覚えていてくださいましたねぇ~」
オハル「確か、<釈迦十大弟子が、一同に鑑賞されるのは当館だけです!巡回する企画展で美術館はまちまちですが、当館での鑑賞が1番迫力あると思います。10枚が並んでいるのは当館だけです>って、おっしゃったでしょ!」
学芸員「はい、確かに僕です!」
オハル「ジャクソン・ポロック展の金曜日延長解説の時は別の方でしたね?」
学芸員「あぁ、そうそう~あの時は僕、補助だったんです」
オハル「はい、きめ細やかにお客さまを誘導されてましたねぇ~!」
学芸員「いやぁ~!参ったなぁ~ぁ~」
何回か新幹線をはり込んで、尾張遠征させていただいてます。
金曜日は愛知県立美術館の開館延長日なので、年に一回くらいのペースで、1泊2日の”尾張・美の巡礼”の非日常へエスケープしておりました。
(注意)常設展の今回の目玉=「村上華岳」は撮影禁止です!
約60分のツアー形式でインカムを付けての楽しいお勉強会が終わっても、未だ時雨れていたのですが、気分は充実していましたから苦にはなりません。
それと、やはり冷房対策で、ソックスや上着やスカーフがあったから快適でした。
梅雨末期のゲリラ豪雨がやって来そうです。雨に濡れてそのまま館内におられると、お風邪召しますよ…
文責:京おはるぅ~