今回は番外編。滋賀にあるMIHOミュージアムにて7月20日~8月18日まで開催されている企画展「江戸の絵画の奇跡」ファインバーグ・コレクション展の記念講演の公開講座が、お隣の滋賀県・JR雄琴温泉近くの成安造形大学のキャンパスでありましたので、行ってきました。
成安造形大学はもともとは京都に拠点があった学校なのですが、現在は滋賀にキャンパスを置いています。
卒業制作展などは現在も京都で開催されていますね。
今回のイベントは事前申し込みが必要で、先着200名!Eメールで申し込みしまして、当選ハガキが7月に届きました。
ワクワク…ドキドキ…ランランラン~♪嬉しいなぁ~嬉しいなぁ~♪
ただ、遠路です。
初めての大学へ行くのです。
その時間めがけて臨時のスクールバスが3本あるらしく、もし間に合わなければ…と、気は焦ります。
成安造形大学公開講座へは、ローカルな駅なので…。タクシーは駅にあるのかな?しかも雨降りの日です。
折しも、3連休で京都のバスは停滞、JRは延着&突然の豪雨&雷
と、試練の公開講座でした。
運良く、滑り込みセーフでした!…ほっ……
会場は階段教室です。
教室は28度設定らしく、皆さんの激い扇の波が出来ていました(笑)
高温多湿を考慮してくださいまして、快適な温度になりましたが、講義が始まってすぐに、舟を漕ぐ船頭さん多数!
これって、先生には大変失礼なのですが、突然の豪雨だったりして懸命に急いでたどり着かれた安心感で、居眠りされる気持ちは分からぬ事はありませんが、紳士として、それはどうなんでしょうか?
ご高齢でも女子は熱心にノートされてまして、男女の性差も垣間出来ました(苦笑)
さて、沢山の映像と解説はともすれば多岐に渡り、時間が足りませんでした。
ですから、質疑応答もなく、5分オーバーであっさり終了になりました。
スクールバスを待つ間にも、雷の稲光がして、京都に戻ってくるとまたまたのゲリラ豪雨です!
ホトホト、疲れましたが、内容がとっても濃厚で公開講座に参加できてヨカッタです。
お裾分けとしまして、タイトルからしても「江戸絵画」の括りがあって、鎖国から開国するゴタゴタの期間に遠近法を早くも取り入れた作家を中心にコレクションされているというコレクターの心意気がことさら、よく分かりました。
コレクターの審美眼が、肉筆浮世絵や若冲であったり、余り知られていない大阪画壇や名古屋画壇だったりするのですが、何でもいいから収集したのではないことや、明治期に入って模索する作家をいち早く認めて、斬新な技法を取り入れた構図に魅了された事が分かりました。
会期は短いのですが、途中展示換えもあって、ぜひ行って鑑賞したい素敵な企画展だなぁ~と、いつ伺うか?を思案しながらほくそ笑んでおります。
文責:京おはるぅ~