先日、花園大学で公開講座がありました。内容も素敵だし、行きたいわ!
何だか今時の大学ってどんなところで何をしているのかと興味ありませんか?
かなり、ミーハーな興味もてんこ盛りです。
できれば、学食も食べられたら嬉しい!実際、一緒に出かけた友人は学食で鯖煮定食を完食しました(笑)
こじんまりとした大学のイメージだったのですが、図書館の上にある講堂はとっても広くって、初日スクリーン2枚と涅槃図が準備されていました。
次の日は、スクリーンが3枚になってます!
参加者はほとんどが学生さん以外です。人生の先輩ばかりです。
受付でレジメが手渡され、カラーコピーの釈迦涅槃図もありました。
ワクワク感は高まります。
口開けのご挨拶もテキパキと進みまして、「絵をよむ」のスタートです。
13:30~14:50「絵ときの絵画史~仏伝図を中心に」
少し、お裾分けをいたしますと…
図像・様式などを駆使して、「絵をよむ」ウムウム。
担当されたのは、花園大学の福島教授です!
今まで、漠然と作品を観ていたのが、勿体ないなぁ~と反省しきりでした。
続いて、「釈迦涅槃図 お絵解き」、講師は長谷寺の寺庭・岡澤 恭子氏。
寺庭=お寺の奥様のことをそう申しますそうなぁ~←知らぬことばかりです(汗)
ほんとうに、一人芝居を鑑賞したような迫力です。
まず、涅槃図に合掌されて、お線香の香りが広がってくるのもありがたい…
お釈迦様についてお話しさて、その後、涅槃をとりまくシチュエーションについての説明です。
描かれた人物が誰なのか?その人とお釈迦様との関係など、をゆっくりと分かりやすく説明されます。
お話しは、どうして”猫”が描かれていなかったのか?また、描いてある涅槃図が東福寺派の流れの絵師によるのだ!と結ばれてありがたいお話しが終了いたしました。
”仏縁”とはありがたいものだと、すっかりお釈迦様の世界に引き込まれておりました(笑)
続けて、2日の15:10~16:30「この人 何者?どんな人?~肖像画をよむ」
東京文化財研修所名誉研究員 米倉先生。
源頼朝の肖像画は果たして?ほんもの?なのか?と、頼朝肖像画に波紋を与えたご高名なセンセです。
お話しは、パワーポイントで進められ、レジメはありませんが、それがとても分かり易くって3つのスクリーンでどの席からも観やすい工夫がされてました。
パーツとしての、「鼻の形」描き方の共通点から約束ごとを年代別に解析さてて、結論は”似え絵”と肖像画”はその依頼主の使用目的によって違うということがわかりました。
現代でも、セレモニーに故人の遺影をセンターに必ず飾ることでも分かったような気がいたします。
暑かったけど、2日つづけて大学の公開講座に通えて、とっても充実いたしました。
しかも、濃密な内容なのですがなんと”無料”
きっと、来年も、再来年も参加させて頂きたい!
そして、他の大学の公開講座にもアンテナを張っておきたいと思いました。
文責:京おはるぅ~
花園大学2013年度京都学公開講座