長谷川利行という画家をご存じでしょうか?
私、大ファンなんです。
以前、彼の「ガスタンク」という作品を観てピピピィときまして~
結構、長谷川利行の作品を追っかけも致しました(笑)
先日、なにげなく新聞を見ていて(読んでない?)
「長谷川利行のスケッチブック発見!長谷川利行 小品展 ~一冊のスケッチブックより~」という展覧会の紹介記事を発見いたしまして、しかも期日が迫っているので酷暑の中行って来ました。
ただただ、ヨカッタです!
静かな骨董通にある、ぎゃらりー「思文閣」では、昭和初期の場末の猥雑な喧噪が聞こえてきそうな作品が並んでいるではありませんか!
係の方が親切にも、パンフレットを下さったり、エントランスの写真を撮ることをお許しくださったり。。。。
ギャラリーに入ると、今回の、スケッチブックをわざわざと出してきてくださり、見せてくださいました!
「額の裏側の自筆の『2円』は鉛筆書きです」と、説明も賜りました!
即興で濁った画面も多くて,少し好き嫌いが際立つ絵なのですが、よくきくところの「精神性」が描いてあるような気がいたします。
娼婦とおぼしき全裸の女「描くの?それとも…どうするのよ?」と、言っているよう。
精神性とは崇高な宗教画・肖像画などだけでなく、庶民の非日常である「赤線」にも漂っていて「生きる」こということとは?と、問いかけを長谷川君が(笑)投げかけてくれています。
私だけぇ~?かも?
けど、熱狂的なファンもおられることからも、孤高の画家の”のたれ死!”に甘美な陶酔を得る大人はどうも大勢おられるようです。
全ての作品にプライスカードが付いていて、小作品達が、ニヤニヤして送り出してくれました。
珍しく、可憐な”ツツジ”が描かれていて「そのまま」を描く長谷川利行を再確認。
あぁ~そのすごい画家は京都山科生まれ…
走って行って大満足!
文責:京おはるぅ~