猛暑のなか(8月15日)、久しぶりに、茶道資料館に行ってきました。
家からは、バスで行くより自転車で行くほうが早い!! というところにあります。
先に、2階の展示室に行ってしまいました。
靴を脱いで、ゆっくりと正座して、お道具を拝見できるコーナーがあります。
白交趾(こうち)唐花皆具のきれいな白が、目に入ります。 夏らしくて素敵です。
銀叩蘭花水指の、乳白色のかかった白とはまた違う感じです。 こちらのお道具は、
たくさん使われているのだなぁ、という印象を受けました。
常設ですが、今日庵の原寸大でのレプリカ(?)もあります。 本物お茶室には、ご
縁がありませんから、心静かに、ゆったりと拝見させていただきました。
隣の部屋では、お茶事などの説明のVTRも拝見できます。
一度は、本格的なお茶事を経験してみたいものです。
展示数が少ないなぁ? と感じていたのですが、1階の第1展示室がメインでした(*_*;
お盆の時期だけ公開されている、お道具がありました。
宗旦手植樹を以って作られた、無限斎のお茶杓には、歴史のロマンを感じました。
また、11代宗哲、14代一閑合作のお棗には、ただただ見とれてしまいました。
先代の90歳とは思えない、力強い書には、圧倒されました。
そして、最後に呈茶席にいったのですが、思いもよらす、お点前をきちんと拝見させていただくことができました。
お点て出しだとばかり思っていましたので、大変嬉しかったです。
掛け軸も、先代が今年に入ってから、書かれたものだということでしたが、これも大変力強い、勢いのある書でした。
運よく、お客が、私一人でしたので、ご亭主が点てられたお茶をいただくことができました。
お茶碗は、薄墨の刷毛目で、少し変わった形だな、と感じていたところ、奈良在住の作家さんのものだということでした。
皆具は、ガラス製で、無印良品のデザインを手がけられている方の作品ということでした。
すべて、ご亭主が、お点前をしながら説明してくださり、マンツーマンの贅沢な時間を過ごすことができました。
歴史あるものを大切に守りながら、また、新しいものもどんどん取り入れていく、そして未来へとつないでいく。
お茶人さんたちの心にふれ、充実した時間を過ごすことができました。
また、お稽古をしたくなりました。
文責:インディゴブルー
特別展「裏千家歴代展 ―無限斎・鵬雲斎・坐忘斎―」