ボンボニエールってご存じでしょうか?
皇室・宮家の慶事などの祝宴にて招待された人々に送られる菓子器。
しかも手のひらに納まる…?
何を入れるのかしら?
世が世なら拝見できることなど、夢の又夢~
夕方の開館者がグッと少なくなる5時に入館しました。
この美術館は18時閉館です。
想定内ですが、来館者2名でして、空いてますし、ある種、貸し切り状態にもなるお部屋もありました。
だから、まったくゆっくりと鑑賞できますし、説明文もしっかり読めました。
「金平糖」入れが正解だったようです。
ただ、どこから入れるの?つまり、どこから出すの?と思っておりましたら、上手い具合にクイズ形式で謎解きされておりました。
あまりにも華奢な精密な作品が多くて、使われる事は稀で、やはり記念品は飾られていたことでしょう。
戦時下では素材が、「木」に変更されておりました。
陶器の作品も典雅です。
盗みたい衝動を抑え(笑)触ってみたい衝動がガラスケースが災いしてならず(笑)
うっとりと、感嘆のため息ばかりが作品の数だけついてでました。
「あぁ~なんて繊細なの」
「いぃ~なぁ~日本の職人さんは細かい仕事をされるのねぇ~」
「うぅ~一体、この複雑な菓子器を何個作ったのでしたっけ?」
「えぇ~まったく、菊のご紋はそれ自体が完成されたデザインなのよ・・・」
「おぅ~頂くとすればぁ~おぅ~頂戴することは叶わないのですが、アレかコレかぁ~それも素敵ぃ~」
な~んてねぇ~
閉館間際までの至福の時が持てました。これぞ、非日常の醍醐味ですぞ!
鑑賞後のミュージアムショップはタイムオーバーです。
けれど、それでいいのだぁ~!?
京都高島屋にも細見美術館のセレクトショップがで来てますねん。。。。
文責:京おはるぅ~
皇室のボンボニエール −ご慶事を彩る菓子器-