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クヴィエタ・パツォウスカーとチェコの絵本展(美術館えき)を観てきました

投稿:2013年12月27日

絵本作家の原画展は、とても楽しい。
今回のチェコの女性アーティスト、クヴィエタ・パツォウスカーという方のデフォルメした形と色彩の美しさ。ポスターを見たときからワクワクしていました。

子育ての頃は、こどものおかげでいろんな絵本を読みましたが、ヨーロッパの絵本といえば「バーバーパパ」。もしこんな明るい色彩の絵本があれば親子ともどもファンになっていたと思います。

今回の展示は、図版、色の音、紙のおしゃべり、かたちのふしぎ、あそび、おはなし、絵と本と文字と彫刻と遊び、のテーマに分かれていました。

9冊の絵本(すずの兵隊(1985年)~日々の色(2010年)等)の原画は、赤と緑を効果的に使ったものが印象的で、ページを切り抜いたり、異なる紙を貼ったりつなげたりなど、原画つくりの過程での苦心が垣間見え興味深かったです。

シンデレラやマッチ売りの少女の彼女の原画は、とてもおもしろく、もう少ししたら孫と一緒に手にしたいと思いました。

クヴィエタ・パツォウスカーが1928年生まれの85才の現役の方であること、あのアンネ・フランクリンやオードリー・ヘップバーンと同じころにプラハで生まれたことを知り、今も美しい作品を作っておられることをなぜかとても感慨深い気持ちになりました。

また、国際的に活躍するパツォウスカーを輩出したチェコの絵本が、最近、アニメーションとともに日本でも幅広い人気を集めているらしく、この展覧会では、チェコ絵本作家の、チャペック兄弟、ヨゼフ・ラダ、イジー・トゥルンカ等の作品紹介がありました。
そして、日本人作家でプラハを拠点に制作を続けている出久根育さんという方の作品の紹介もありました。
また、国内で出版されたチェコの絵本がたくさん展示されていました。

最近は絵本を見ることがほとんどなかったけど、ちひろ美術館にまた行きたいなとか、はやく孫が絵本を手に取るよう成長してほしいな等思いながら、クヴェエタの赤が美しい「まよなかごっこ、日々のいろ、猫」の絵はがきを手に帰途につきました。

久しぶりに絵本の原画や絵本の展示をみて

文責:笑吉



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