テレビのブラブラ美術館の京都特集で大本山「妙蓮寺」を紹介されてました。
おばちゃん宅の直ぐ近くなのですが、ここも未踏(笑)
ひきつづき着物にて無料の地下鉄&バス移動いたしました。
幼い頃、お墓参りに訪れたことがありました。お寺の庫裏に行くとと、記憶が蘇ってまいります。遠縁のどなたかの法事だったようです…?
そのお寺に、拝観料を支払って寄せてもらいました。そこには、長谷川等伯筆の「松図」襖絵などが宝物殿に飾られてあります。
ここも、シルバーボランティアさんが丁寧に解説されてました。
狩野派の歴史、戦乱の時代背景を分かり易く説明してくださいます。
豊かな表現!博識でらして、京都アスニーのボランティアのメンバーさんだそうです。
優しい、京言葉がとってもいい感じで、ゆっくりと解説されて大満足でした。
奥書院には「春の野」が入っておりました。これは幸野豊一氏が奉納された「四季の襖絵」の一部です。
控えの間には、長谷川等伯一派の「障壁画・鉾杉の図」…ヘクションと花粉が出て来そうな元気な杉が迫力満点です。
お天気がとってもよかったので、雲に少し太陽が遮られると、たちまち襖の金地・銀地の色の変化が見て取れました。まさに、感動の嵐!!
お庭も素敵です。隣接した学校の部活の青年たちの声も爽快で、生きている自分を確認できる空間になっておりました。
その後、徒歩にて「織成館」へ!
途中のポスターで相国寺の企画展の最終日だと伴明し(笑)
復元「能装束展」観世流 片山家 蔵の展示はそこそこで切り上げました。
また、無料の市バスがタイムリーにやって来てラッキーな展開です。
暖かくて、日が長くなって午後4時の相国寺は明るかったです。
「開館三十周年記念 円山応挙展」
企画最終日の閉館までの一時間は、結構な混みようです。でも、数寄者ばかりで「静にご鑑賞」でした。丁寧な下図や本邦初公開の作品の前では動きが止まってしまいます。
第二展示室への渡り廊下では「漢」時代の青銅器が剥き出しになって展示してありました。
それがとっても無防備驚きましたぁ~!2500年以上前?の青銅器が驚くばかりに普通に展示です。思わず、近くに寄って座り込んで細部を見入ってしまいました。
第二展示室には、相当なご来場者です。常設エリアの若冲の襖などはとばして、今期の目玉に釘付けです=朝顔図がとっても鮮やかにて可憐でした。
また、「象と狗子図」=長沢芦雪筆のキュートなこと←盗みたかった(笑)
この旅はこの足袋の着物姿にての「美の巡礼」でございました。梅から桜までの期間限定の足袋なんですよ…
文責:京おはるぅ~