梅雨入りしたものの、何とか日中は、大きくくずれることなくもちそうでしたので、前から是非一度行ってみたかった 何必館に行ってきました。
祇園のど真ん中にありながら、何故か今日までご縁がなく・・・・。
趣きのある入口を、少しドキドキしながらはいりました。
はいってすぐに、数々の陶芸作品が、展示してありました。
エレベータで、まずは2階へ。
最初は、『書』でした。 独特の筆遣いと、畳を使って床の間風に設えてある展示方法です。 イメージも膨らみます。
3階にあがり、今度は陶芸作品です。
それぞれに趣きがあり、備前、しの、織部 などなど、ご存じの方には、いまさらなことかもしれませんが、一人の方が、こんなに色々な焼き方をされていることに、感動というか、魅力を感じました。
志野のさけのみ に 備前の徳利 の組み合わせ。
京焼の作品を目にすることが多いせいか、この組み合わせに、魯山人さんを、急に身近に感じました。
圧巻は、5階のエレベーターをでた瞬間。 目の前に広がる緑に、しばらく足をとめてしまいました。
その奥は、お茶室が設えてあります。 ここでお茶会をされることはるのでしょうか? お水屋も立派に備わっていましたし、スタッフの方にお聞きすればよかったです。
お待ち合いに掲げてある、篆刻 「清風」
緑をバックに本当に、気持ちの良い風がふいてくるようでした。 お軸の「聴雪」という文字からも、なんとなく涼しさを感じられるようでした(本当の解釈は違うかもしれませんが・・・)
名残惜しかったですが、再びエレベーターにのって、地階の展示室。 そして、1階に戻ります。
帰り際、もう一度拝見した、1階の展示作品の 水玉花入 1957年の作品とは思えない、POPな感じを受けました。
祇園の喧騒の中にもどり、久しぶりに小石さんで、お茶して帰ろうかと思ったのですが、途中に、北尾さんのやられている茶房を発見。
きなこ好きとして、思わず入ってしまいました。
自分で、石臼をひいて、わらびもちとソフトクリームにたっぷりときなこをかけていただきました。
いいものを見せていただき、そして、美味しいものもいただいて、至福のひとときでした。
文責:インディゴブルー