今、泉屋博古館ではお茶のお釜の企画展「茶の湯釜の美」展を開催中です。
なかなか、的を絞った企画展です。
芦屋釜の製造過程も分かり易く展示してあります。
そうなんだ!レプリカ展示や映像コーナーなどを見て感心しました。
熱した鉄はお釜の底から注入し整形されます。
ガラスの器やお皿の底を見れば、吹きガラスかどうか分かるのですが、
お茶釜の底を見ることはまずありませんものね。
当主が洒落で青銅器の茶釜を造らせて楽しまれたようです。
他、注文の時の雛形や下書きの絵も素晴らしくて見入ってしまいました。
お茶釜は鉄製ですが、その製造過程が少し理解出来ると、常設エリアの”青銅器”の製造も理解の口がみつけられそうです。
青銅器のコーナーにも映像コーナーが充実しています。
以前に比べて、年代への発見もあって少し青銅器の展示階がチェンジしてました。
そして、沢山あり過ぎたようにも思えていました”鏡”の数が適量になってましたよ!
なお、今回の展覧会では、3館共通割引企画があります。
大西右清右衛門美術館と野村美術館の割引券を泉屋博古館でもらえました。
お茶の世界って奥深いです。
ぜひ、このチャンスに3館巡りをお楽しみくださいね。
文責:京おはるぅ~