さる3月22日(土)に、「洛中洛外が語ること」(要事前申込)に行って来ました。
13時30分~16時30分 京都文化博物館3階フィルムシアター ほぼ満員。
パネリストは
・小島道裕氏<国立歴史民俗博物館>
・大塚活美氏<京都府立総合資料館>
・森道彦氏&西山剛氏<京都文化博物館>の4名です。
各自、最新の研究成果を解説してくださいました。
目から鱗が次々に桃山時代には見当たらないことや、室町の札辻あたりが中心?
描いたのは、狩野派?土佐派?その混合みたいです。
江戸時代になって 、いろいろな表現がみられます。
清水寺の音羽の滝に注目して、お寺に向かっている姿が本来のあるべき様子なのですが、
江戸時代など、お手本が間違うとお寺にお尻を向けてしまっている…のが、伝播します。
あらら~ほんとやわ!
これは仏さまに対して、絶対にしてはいけない行為です。
でも、お知らせ頂かなければ気づかずにおりました。
とほほ…
また、辻、つじに床屋さんの看板を見つけることも容易になり、見る目がぜんぜん変わりました。
後家さんの力が絶大だったそうで、共揃えで着飾って外出しているのも描かれております。
わおぅ~
衣装に的を絞ってもイロイロと発見することも多い し…
建物の位置関係をいろいろな屏風に置きかえて、共通項を見つけることで、中心がどこあたりか推測出来たりします。
重いけど、この際、図録買うしかない!
質問コーナーで分かったのですが、東京からの日帰りの方もおられました。
無論、観光を兼ねていろいろな地方からもいらっしゃってます。
飽きないのですが、如何せんお目々が持ちません!
作品を守るために少し暗めの会場にて、細かいところまで見入ってしまうからです。
集中力も、持ちません(笑)
気がつけば2時間も会場にいたのですが、あぁ~という間です。
桜の開花の金曜の延長の日も賑わっておりました。
ただ、双眼鏡を 持って行ってヨカッタと、前期同様お知らせいたしましょうね。
帰路、京都文化博物館からは徒歩でほんの数分の「千總さん」へ寄って来ました。
素晴らしい婚礼衣装が展示されております。
それらは歴代、「千總家」の婚礼に実際に着られた豪華な婚礼衣装だったのです。
女性が晴れの舞台で輝くように、吉祥の文様と美しい色合でウキウキとした気分!
昔ながらの”ホンマモン”はええもんですねぇ~
文責:京おはるぅ~