沈んでますが、それがなにか?
と、ポスターにキュートなお魚がお茶目に描かれてます。
なにかぁ~?って…?
左上に賛がありますが、読めません。
ポスターやチラシのは八大山人(はちだいさんじん)「ケツギョズ」《安晩帖》よりとある?
これを見ないでは京都にいる甲斐ががない…?
では、ぜひに「なになのか?」行って来ましたよ。
さて、今回泉屋博古館に展示してある作品は中国の明と清時代の絵画・書跡です。
説明文を読みながら、感覚で理解するのではなく、教養が大切です。
だからこそ、未踏の世界への憧れをかき立てたのでしょうねぇ~
レプリカの《安晩帖》が実際に手にとって、開けられる状態で展示してあります。
あらら?本物と見まごう完成度に感動しました。
質感・無論大きさも忠実に、年代と共に汚れた部位も見て取れます。
図録から内容が少しは理解出来そうですが、背景の中国の文化&歴史の流れに興味を持ってしまいました。
臨書・臨画コーナーが設けてあって、水と筆で何やらトライできるのです。
外国の金髪の青年大学生君が筆と遊んでおられる姿が印象的でした。
それがとっても上手いのでよ~
「水墨画は筆を持たなくなって、まったく異次元の芸術になってしまった。
原因は、GHQ<戦後のアメリカ政策>が日本人から筆を奪った… 」
と、どこかの大学の先生が仰せでした。
妙に納得したことを覚えています。
そういえば、京博でも筆のお試しコーナーがありました。
京博ナビゲーターさんが活動中の、ミュージアム・カートで何年かぶりに筆を持った?
筆を触ったことに感動を覚えてられる人を多くみましたもん…
そういえば、半券を持参すると割引きもあるようです。
中国は明治時代以前には憧れであったそうですね。特に室町時代など熱烈歓迎だったようです。
ただ、日露戦争以降、西洋かぶれに傾倒して、このジャンルとのふれ合うチャンスが極端に少なくなったように思います。
この際、知らないってワクワクされませんか?
文責:京おはるぅ~